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事務総長メッセージ-国際平和デー-

2008年06月16日

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あと100日で世界は国際平和デーを迎えます。停戦と非暴力のこの日を私たちは真剣に考える必要があります。この日に備えて今から準備を始めなければなりません。

今年、紛争地域では2,700万人の子どもが学校に通っていません。2,500万人以上が家を追われています。何万人もの女性が性暴力の被害にあっており、これは現在の紛争で最もおぞましい特徴の一つです。

しかし平和を取り戻した場所もあります。その多くに関与している国連は、今年2つの60周年を迎えます。国連平和維持活動と、世界人権宣言です。

シエラレオネとネパールの人々は、長年の紛争で荒廃した国を再建するため、民主的選挙で投票しました。

南スーダンでは、2005年の和平協定以降、何十万人もの子どもが再び学校に通えるようになりました。

ブルンジ、ハイチ、リベリア、シエラレオネ、東ティモール、そして旧ユーゴスラビアでも社会の復興が進んでいます。

これらの経験は、私たちが力を合わせて働けば、真の平和が可能であることを示しています。

だからこそ、今日私は、各国政府、コミュニティ、そしてみなさま一人ひとりに、国際平和デーとその後に向けた具体的活動の準備を始めるようお願いしたいのです。

9月21日には、平和を求める普遍的な願いを込めて、真のメッセージを発信しようではありませんか。

ご清聴ありがとうございました。

(2008年6月13日)