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地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー(4月4日)事務総長メッセージ

プレスリリース 16-030-J 2016年04月01日

地雷対策は、紛争中と紛争後の効果的な人道対応に欠かせません。これは「地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー」の中心的なメッセージでもあります。

しかし、世界のあまりにも多くの場所で、新たな紛争や生じつつある紛争が、地雷やクラスター爆弾、簡易爆発物といった爆発災害の温床をさらに作り出しています。私は特に、人口集中地域での爆弾の使用を憂慮しています。

国連はリスクの高い環境の中で、被害を受けたコミュニティーの苦難を和らげる活動を展開しています。

例えば南スーダンでは、この12カ月間に50万人以上がリスク教育を受けたほか、1,400万平方メートルの区域から地雷が除去され、延べ3,000キロメートルの道路の安全が確保され、3万発の地雷と爆発性戦争残存物が処理されました。これにより、食料と水の供給や、戦火を逃れる人々の安全な移動が可能になりました。

シリアの極めて厳しい状況の中でも、地雷対策関係者の活動により、人命救助面で重要な成果がいくつか達成されています。

昨年は200万人を超えるシリア人が学校やコミュニティーでリスク教育を受け、5,400人以上が身体のリハビリテーション・サービスを受けています。2015年8月以来、14トンの不発弾処理も行われています。

しかし、シリアでは数百万人が毎日、この命にかかわる脅威に直面し続けています。支援を増大するとともに、すべての地雷対策活動に全面的かつ持続的で支障のないアクセスを確保することが急務となっています。

地雷対策は人道への投資となります。困窮した人々が援助を受け取り、難民と国内避難民が安全に帰還し、子どもたちが学校に通えるような平和な社会の育成に役立つからです。

地雷対策によって、開発と再建に向けた活動をスタートさせ、持続可能な平和の基盤を築くための安全な空間もでき上がります。

来月には、イスタンブールで史上初の「世界人道サミット」が開催されます。サミットに先立つ私の報告は、地雷や爆発性戦争残存物が民間人に及ぼす許しがたい影響を明るみに出しています。

また、各国が関連の国際人道条約の締約国となり、その履行と遵守を図る必要性も強調しています。

私は2015年12月、総会が特に人道危機において、地雷対策を引き続き国際的な最優先課題とする必要性を強調する決議を採択したことを嬉しく思います。

今年の国際デーにあたり、地雷や爆発性戦争残存物の脅威のない世界をつくるという目標の実現に向け、ともに歩を進めていこうではありませんか。

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©UNMAS/Christian Lamontagne_PVP
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