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国際識字デー(9月8日)に寄せる
コフィー・アナン国連事務総長メッセージ

プレスリリース 00/92 2000年09月08日

 私たちはきょう、21世紀最初の「国際識字デー」を迎えます。それは、あらゆる人々の間の寛容、理解および平和の促進における識字と教育の力を祝う機会です。それはまた、世界中の貧しく傷つきやすい人々の生活を改善し、地球上のあらゆる生命を守る上で、計り知れないほど多くの利益をもたらすであろう投資への私たちの言質を新たにする機会でもあります。

 よりよい世界を作り出そうとする私たちの試みはすべて、識字と教育を基盤としなければなりません。識字者は、よりよい選択を行い、より充実した生活を送る力を得ます。そして生産的な労働者となるのです。経済の発展も、社会の進歩も、人間の自由も、すべてが世界のあらゆる国々における基礎的な識字レベルの確立にかかっているのです。

 今日、成人非識字者の数は全世界で8億8,000万人に及んでいます。その3分の2は女性です。基礎教育を受けられない1億1,000万人以上の子どものうち、3分の2が少女です。これまでの経験から言えば、少女の教育に投資し、その結果として女性のエンパワーメントが強化されることは直接、その家族、その地域社会、さらに結局はその国にとっての栄養、保健および経済実績の改善につながります。私が9月6日から始まるミレニアム・サミットで、少女の教育を優先課題とするよう世界の指導者に要請したのは、このためです。

 前世紀を振り返ってみると、喜ぶべき成果がいくつか見られました。過去30年間で、世界の成人非識字者の割合は着実に低下しました。次世紀には、この成果をさらに深めなければなりません。新しい千年紀最初の国際識字デーを迎えるに際し、識字に対する権利は普遍的であることを認識しようではありませんか。そしてきょう、9月8日のミレニアム・サミットを閉会するにあたり、識字は、恐怖からの自由、欠乏からの自由、および、地球上における私たちの生命の維持という私たちの目標を達成する上で、必要前提条件であることを確認しようではありませんか。地球上から非識字を無くすために、たゆまぬ努力を続けてゆこうではありませんか。