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国連防災世界会議に寄せるコフィー・アナン国連事務総長メッセージ
(兵庫県神戸市、2005年1月18~22日)

プレスリリース 05/005-J 2005年01月17日

まず、この会議を主宰し、世界的な防災に先頭に立って取り組み、アジアでの津波災害への対応にあたっても指導力を発揮された日本の方々と日本政府に対し、感謝の意を表したいと思います。

悲劇によって、会議がこれほど時宜に適ったものとなることは、滅多にありません。今回の津波は過去に例を見ない、地球規模の自然災害でした。その対応もすでに、過去に例を見ない、地球規模なものとなっています。

しかし、このような悲劇が起こった場合、単に対応を図るだけでは不十分です。

できる限り教訓を引き出し、それを踏まえて行動することにより、このような悲劇が二度と起きないようにしなければなりません。

津波災害は、それ以前に明らかになっていた動きを決定づけるものとなりました。過去10年間の自然災害による死者は、それ以前の10年と比べてほぼ50%も増大しているのです。人命の損失に伴って生活の破壊が進み、開発面でのコストも膨大なものとなっています。

しかし、私たちはその一方で、災害に対する備え、そして災害に見舞われた際の被害軽減という点で、災害の影響を削減するにはどうしたらよいかを多く学んできました。行動を変えることに投資する価値についても気づいています。

皆様

世界はこの会議に対し、次のことを期待しています。
– コミュニティや国々が自然災害への抵抗力を高める手助けをすること
– 資源を動員し、人々のエンパワーメントを図ること
– そして最後に、グローバルな行動を強化し、これまでの経験をさらに一歩進めること

国連ファミリーは、この会議でのアイデアや検討結果を現実のものとするため、いかなる努力も惜しまない所存です。

皆様一人ひとりのご尽力に感謝するとともに、会議が実りあるものになることをお祈りいたします。

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