9月にニューヨークの国連本部で重要な中間点でのサミットが開催されるのに先立ち、
新たな野心と行動を動員

ニューヨーク、2023年7月5日 ― 国連は本日、2015年に世界の指導者たちによって採択された、人類と地球のためのロードマップである持続可能な開発目標（SDGs）のために団結するコミュニケーション・キャンペーンを開始します。9月に開催される重要な国連サミットに先駆け、同キャンペーンは、野心的な新たな行動を求める緊急の呼びかけを拡大し、持続的な前進のための青写真としての目標を世界に示し、私たちの共通の未来のために共有するこのアジェンダを中心に、世界の人々を駆り立てることを目指します。

2030年の達成期限までの中間点にある今、SDGsの約束は危機的な状況にあります。気候災害、紛争、景気低迷、長引く新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響という複合的な影響下で、開発の前進はこの10年間で初めて逆転しています。

2023年のSDGサミットでは、9月18、19日の2日間にわたり世界の指導者たちがニューヨークの国連本部に集い、SDGsと誰一人取り残さないという約束に向けた集団的なコミットメントを改めて確認します。サミットは、世界をSDGs達成への道筋に緊急に引き戻すための決定的な瞬間と言えます。

今日から始まる国連キャンペーンは、世界中のプラットフォームや国をまたがる大規模なデジタル・アクティベーション（アプリやSNSなどデジタルな双方向の体験を通したキャンペーン）において、SDGsに関する議論を再び活性化させることを目指します。

「国連は、すべての人々がSDGs達成に向けた取り組みに参加してほしいと考えています。私たちの願いは、政策決定者も一般の人々も同様に、新たな決意と野心をもって対話に加わり、SDGs達成に貢献しようという気持ちになってもらうことです」 国連グローバル・コミュニケーション局（DGC）のナネット・ブラウン キャンペーン担当ディレクターは、このように述べています。

今回のキャンペーンでは、SDGsのブランディングであるカラーホイールをベースに、メッセージを伝える動的な新たなビジュアルシステムを採用することで、SDGs達成に向けた機運を作り出し、意識を向上させ、行動の加速化を促します。

キャンペーンの中核となる要素の一つは、個々の人々を対象とする、SDGsの17の目標すべてにわたる国連の「ActNowイニシアチブ」を通じた行動呼びかけです。公共交通機関の利用から学校のための資金調達、平等のために声を上げることに至るまで、ActNowのプラットフォームには、SDGsの前進を加速させ、すべての人々にとってより健全な地球でのより良い暮らしをつくる上で、誰もが実践できる方法を挙げています。

注目を集めるインフルエンサーたちで構成されるグループ「Circle of Supporters」では、SDGsについて個々の活動を促し、今すぐ行動することの緊急性を政策決定者たちに印象づけるべく、それぞれのコミュニティーを活性化させていきます。

SDGサミットに関する詳しい情報については、こちらをご覧ください。
https://www.un.org/en/conferences/SDGSummit2023
ハッシュタグ：#GlobalGoals

報道関係者のお問い合わせ先：

国連グローバル・コミュニケーション局（DGC）
Alexandra del Castello
alexandra.delcastello@un.org

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