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2013年1月22日、国連と人権資料ガイダンス

2012年12月10日

国連広報センターでは1月22日(火)、下記の要領で「国連と人権資料ガイダンス」を開催いたします。

人権は人間が生まれながらにしてもつ権利であり、子どもや女性、障害者、移民、同性愛者や性転換者、先住民を含め、すべての人間が人間らしい生活を送るうえで不可欠なものです。国連において、人権は現在、中核的分野の一つであるとともに、平和と安全、開発、人道援助など、あらゆる活動を結ぶ共通の糸にもなっています。

しかし、国際人権法の難解さや、人権諸機関のメカニズムの複雑さからか、「国連と人権」と聞いただけでなんとなく敬遠してしまったり、人権に関する調査に苦手意識を持ってしまったりする方も多くいらっしゃるようです。

このガイダンスでは、「国連と人権」に関する基礎知識をご案内したうえで、その資料や文書の構造、調査の方法についてわかりやすく整理してご説明いたします。

報道機関、政府各省庁、NGO、研究機関、大学院生/大学生の方など、各方面において国連と人権の分野に関心をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。

内容は「国連と人権の基礎知識」、「国連と人権 情報資料/文書構造と調べ方の実際」、「インターネット検索~役に立つ活用術」の3本立てです。

第一部の「国連と人権の基礎知識」では、国連の人権諸機関やその最近の動きなど、国連の人権に対する取り組みに関して基礎知識をご案内いたします。人権高等弁務官、人権理事会や諮問委員会、テーマ別/国別の特別手続きのしくみ、自由権規約や子ども権利条約などのコア条約の下に作られた条約機関の役割など、国連と人権に関する情報を渉猟するうえで必須の知識を身につけます。

第二部の「国連と人権 情報資料/文書構造と調べ方の実際」では、人権理事会や各種機関の年次報告を含めた人権組織関連の各種報告、締約国が提出する定期報告、委員会の総括所見、議事録、特別報告者の調査報告など、各人権文書はどのような位置づけで発行されるのか、実際に文書をとっていただきながら、A/HRC/S-4/G/2、CCPR/C/CRI/Q/5/Add.1など、難解そうな記号がついた人権文書の構造を整理してご説明いたします。

第三部の「インターネット検索~様々な活用術」では、国連の人権ウェブサイトを概観し、人権について調査する際のインターネット活用術をご紹介いたします。

人権に関連する国連情報を読み解くリテラシーを身に着けることにより、国連とその活動に関する理解をより深めることができるはずです。

皆さまのご参加をお待ちしております。

【内容】
1. 国連と人権の基礎知識(13:30~14:30)
2. 国連と人権 情報資料/文書構造と調べ方の実際(14:40~15:40)
3. インターネット検索~様々な活用術(15:50~16:30)

【開場】
国連大学本部ビル5階Committee Room III

【受付場所】
UNU2階 エスカレータ-上

【資料代】
300円

【参加人数】
先着申し込み20人

【申込先】
国連広報センター(担当:千葉 TEL:03-5467-4451、FAX:03-5467-4455)

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