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国連、アジアの気象キャスターたちと、 気候変動を考えるワークショップを開催 ~ NHK井田さん、日本テレビ木原さん、TBS森田さんも参加 ~

プレスリリース 15-099-J 2015年11月05日

11月30日からフランスのパリで国連の気候会議(COP21)が開かれるのを前に、気候変動に関する議論が活発化しています。

このタイミングをとらえ、国連の世界気象機関(WMO)は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)をはじめとするパートナーと連携し、アジア各国の気象キャスターたちを対象とするワークショップを11月11、12日の2日間、東京で開催します。

NHK「ニュースウオッチ9」の井田寛子さん、日本テレビ「news every.」の木原実さん、TBS「Nスタ」の森田正光さんをはじめ、日本、香港、韓国、クック諸島、サモア、ニュージーランド、インド、ネパール、スリランカから合計15人の気象キャスターが参加する予定です。

近年の異常気象や中長期的な気候の変化に着目しながら、IPCC報告書執筆に携わった科学者らを講師に、気候変動にレジリエントな社会の構築の仕方や気候変動の伝え方に向けて議論します。

気候変動は、ややもすると一般の人々にとって、あまりにも遠く、抽象的で、太刀打ちできないようなものに見えてしまいがちです。差し迫った私たちの暮らしに影響する問題と感じてもらうためには、毎日視聴者に語りかけて尊敬を受け、かつ、気候変動が引き金となっている異常気象について情報を発信している気象キャスターたちとの連携が不可欠だと国連は考えています。気象キャスターたちは、科学者や気象機関が作成した複雑な気象データや情報、予報、警報を、視聴者にとってより身近な、分かりやすい情報にして伝えることに長けているからです。

ワークショップの開催概要は以下の通り。

       主 催: 世界気象機関(WMO)、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)

       協 力: 国連広報センター、国連財団、環境省、地球環境戦略研究機関(IGES)

       場 所: フォーリン・プレスセンター

〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル6階

【アクセス】http://www.fpcj.jp/about/access/

 

日時とプログラム(仮):      

11月11日(水)    10:00-17:20 (イントロダクション、気候変動の科学の伝え方、グループワーク)

11月12日(木) 09:30-17:15 (インパクト・適応・緩和についての伝え方、グループワーク、コミュニケーションのグッド・プラクティスの共有)

*日英同時通訳あり

◎取材をご希望の方は、119日(月)までに、所属団体名、媒体名、取材代表者のお名前とご連絡先(電話・メールアドレス・携帯連絡先)、TVまたはスチールカメラ取材の有無を、オンラインフォームからお知らせ下さい。

お問い合わせ:      国連広報センター (Tel: 03 5467 4451)

 

●世界気象機関(WMO)は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)をはじめとするパートナーと連携し、ワークショップなどの手段を通じて、気象キャスターに気候変動対策への協力を呼びかけています。パリ、ニューヨーク、ハノイ、そして今回の東京と、世界各地で気候科学とコミュニケーションに関するワークショップを開催しています。

●また、今回ワークショップ出席のために訪日する関係者をスピーカーに迎え、環境省はシンポジウム「異常気象と気候変動の科学 ~ 世界の気象キャスターと考える私たちの未来 ~」を11月10日(火)に東京で開催します。

●WMOでは11月30日からパリで開催される国連気候会議(COP21)に対する関心を高めるため、全世界のテレビ気象キャスターに対し「2050年の天気予報」を想像したり、国連教育科学文化機関(UNESCO)の有名な世界遺産に気候変動がどのような影響を与えるかについてビデオを制作したりするよう呼びかけました。11月2日から気候変動ビデオが順次、ウェブ上で公開されています。

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