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国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長
カレン・アブザイド氏が来日

プレスリリース 06/002-J 2006年01月12日

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長、カレン・K・アブザイド氏(米国)が2006年1月16日から18日まで日本を公式訪問します。

アブザイド事務局長の訪日の目的は、主要ドナー国の一つである日本政府および一般の方々に中東での最近の展開、特にイスラエル・パレスチナ紛争の人道的側面、中東和平の可能性、430万人のパレスチナ難民の地位、彼らへの支援を提供している地域最大の国連機関であるUNRWAの役割について、理解を深めていただくことにあります。

アブザイド事務局長は、小池環境大臣、鈴木内閣官房副長官との会談をはじめ、神余国際社会協力部長等の外務省関係者との意見交換を予定しております。また、緒方貞子独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長との会見も予定しております。

また、1月18日(水)午後1時より、早稲田大学において特別講演会「変わりゆく政治および社会経済状況におけるパレスチナ難民」を開催します。本講演会には一般の方も参加いただけます。

2005年における日本政府のUNRWAへの貢献は、ガザで家屋を破壊された難民への住居再建プロジェクトへの追加支援などもあり、世界第5位となりました。さらに、日本政府は、1月9日、UNRWAが実施する紛争下における社会的弱者に対する支援プロジェクトに対して、「人間の安全保障基金」を通しての初めての支援を発表しました。

アブザイド事務局長は、日本政府によるUNRWAへの息の長い支援に感謝すると同時に、今回の訪問が、日本の皆様にパレスチナとパレスチナ難民への理解を深めていただく機会となることを期待しています。

アブザイド事務局長はUNRWAにて4年間事務局次長を務めたのち、2005年7月に、コフィー・アナン国連事務総長により、事務局長に任命されました。アブザイド氏は国連システム内で長く難民問題に携わり、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)では緒方貞子高等弁務官(当事)の官房長を務めました。

本件に関するお問合せは:
小林和香子
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA) 事務局長ジャパンミッションスペシャルアシスタント
携帯:090-6513-2859 e-mail:wakakokobayashi@hotmail.com