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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第18号】11/20付資料

2013年11月26日

ウィークリー・アップデート

国連広報局(DPI)第18号/20131120

◆事務総長、ジュネーブ会議について発言

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長1118、リトアニア訪問を終えるにあたり記者会見を開き、12月中旬までにジュネーブで、シリアに関する国際平和会議を招集できるとの期待を表明しました。「シリア危機の外交的解決に向けて歩を進めるため、私はジュネーブで開催を予定している国際会議に関し、関係国政府やその他主体との密接な連携を続けています。開催時期としては、12月中旬をめどに調整を進めています」事務総長はこのように語っています。記者からの関連質問に対し、報道官補代理は、ブラヒミ共同特別代表が11月25日、米ロの高官と三者会談を開き、現状の把握を行う予定であることも明らかにしました。

-事務総長の発言の詳細は以下をご覧ください。

http://www.un.org/News/briefings/docs/2013/db131118.doc.htm

OPCWがシリアの化学兵器廃棄計画を採択

化学兵器禁止機関(OPCW)執行理事会1115、シリアの化学兵器全廃に向けた詳細な廃棄計画を採択しました。計画によると、2014年6月30日までの安全かつできるだけ速やかな廃棄を確保するため、シリアの化学兵器は国外に搬送されたうえで、廃棄されることになります。 アフメット・ウズムジュ事務局長はこの決定を歓迎するとともに、この廃棄段階が最も困難であり、計画どおりに完了するためには、化学兵器の検証と搬送を安全に行える環境の確保が必要だと指摘しました。事務局長は、この作業に対する国際的な支持と援助の継続を求めました。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.opcw.org/news/article/opcw-executive-council-adopts-plan-for-the-destruction-of-syrias-chemical-weapons-programme-in-t/

同日シグリッド・カーグ特別調整官はOPCW執行理事会に対する声明で、OPCW国連合同査察団は「心強い前進」を遂げているものの、まだ大量の作業が残っており、今後の課題も多いと述べました。特別調整官は、ドナーによる拠出を調整し、所定の意欲的な期限内に化学兵器を排除、廃棄できるよう、合同査察団に対する十分な機材の提供とシリア当局に対する適切な支援を確保することも、査察団の優先課題のひとつであることを強調しました。

-カーグ特別調整官の声明の全文は以下をご覧ください。

http://opcw.unmissions.org/Portals/opcw-un-syria/1_Statement%20by%20Special%20Coordinator%20at%20OPCW%20EC_15Nov13.pdf

◆レバノンへのシリア難民流入止まらず

国連難民高等弁務官(UNHCR1119、ここ数日間にシリアからレバノン北東部に6,000人の難民が流入したと見られることを明らかにしました。シリア中部のカラーと周辺の村での暴力激化が、今回の難民発生の引き金と見られています。UNHCRは、カラー近郊と中部カラムンの町で暴力が続いていることで、さらに多くのシリア人がすでに手一杯の東部ベッカー地域に流入しかねないとの懸念を表明しました。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46528&Cr=syria&Cr1=refugee

◆国連総会の第3委員会、人権に関する決議を採択

総会第3委員会(社会、人道と文化)1119、賛成123票、反対13票、棄権46票でシリアの人権状況に関する決議案を承認しました。総会はこの決議により、広範かつ組織的な人権と基本的自由の著しい侵害の継続、および、シリア当局と政府系民兵(シャビハ)によるあらゆる国際人道法違反を強く非難することになります。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.un.org/News/Press/docs/2013/gashc4091.doc.htm

 

主な国連ニュース記事

WFPとアルメニア海外移住者省、シリア系アルメニア人に緊急食糧援助を提供

2013年11月19日 – 国連世界食糧計画(WFP)は今週、シリアから避難し、アルメニアに保護を求めてきたシリア系アルメニア人5,000人に対する援助の提供を開始しました。WFPによるこの活動は、シリア系アルメニア人に対する援助の全体的調整を担当する海外移住者省からの要請で立ち上げられたものです。「シリア系アルメニア人はかつて、シリアで栄えたアルメニア人コミュニティの一部をなしていました。シリア紛争で、その多くが家や生活を失いました」こう語るのは、WFPアルメニア事務所のマリア・ルカノワ所長です。

http://reliefweb.int/report/armenia/wfp-and-armenian-ministry-diaspora-provide-emergency-food-assistance-syrian-armenians

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク

国連広報局(DPI)シリア特集ページ

http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146&Body=Syria&Body1=

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)

http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)

http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/

 

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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/49c3646c25d.html

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/photogallery.php

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/media-resources/photo-gallery

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/photography/photo_2013.php#UNI82253

統合地域情報ネットワーク(IRIN)

http://www.irinnews.org/photo/

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トルコ・ブルガリア国境から50キロ付近にある難民キャンプでは、450人用のテントに1,100人が暮らしている。湯沸かし器や十分な暖房がなく、冬の寒さから身を守る設備もない©UNHCR/D.Kashavelov
シグリッド・カーグ特別調整官はOPCW執行理事会に対する声明で、OPCW国連合同査察団は「心強い前進」を遂げているものの、まだ大量の作業が残っており、今後の課題も多いと述べた©UN Photo/Paulo Filgueiras
国連難民高等弁務官(UNHCR)は11月19日、ここ数日間にシリアからレバノン北東部に6,000人の難民が流入したと見られると述べた©UNHCR/M..Hofer
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