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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第14号】10/23付資料

2013年10月25日

国連広報局(DPI)は、シリア危機への国連の様々な対応をまとめた資料を週に一度発表しています。以下はその日本語訳です。

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ウィークリー・アップデート

国連広報局(DPI)第14号/2013年10月23日

ラクダール・ブラヒミ共同特別代表1019、ジュネーブⅡ会議に向けた環境を整えるため、中東での協議を再開しました。この協議の一環として、ブラヒミ特別代表はエジプト、イラク、クウェート、オマーン、ヨルダンを訪問し、来月のジュネーブ和平会議実現に向け、地域の指導者たちがどのように貢献できるかを探りました。

また、会議開催の準備として、特別代表はジュネーブで11月5日、米ロ高官との三者会談を予定しています。国連の報道官によると、同日、この三者会談に続き、他の安全保障理事会(安保理)の常任理事国3カ国とも協議が行われることになっています。

-詳細はこちらをご覧ください。

http://www.un.org/sg/offthecuff/index.asp?nid=3147

ジェフリー・フェルトマン政務担当事務次長1022、安保理に対するブリーフィングで、国連が11月中旬のジュネーブ会議開催に向け、懸命な努力を重ねていることを明らかにしました。「どれほど困難であろうとも、政治的プロセスが継続される限り、新しいシリアが生まれる希望は残っています。さもなければ、シリアの破壊がさらに進むことはほぼ確実となるでしょう」。フェルトマン事務次長はこのように語っています。

-フェルトマン事務次長の安保理報告は以下をご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46305&Cr=palestin&Cr1=

ダマスカス近郊県モアダミエ近郊で民間人数千人が孤立状態にあるとの報告を受け、ヴァレリー・エイモス人道問題担当事務次長 緊急援助調整官は紛争当事者に対し、戦闘行為を直ちに停止し、この地区への人道援助を認めるよう強く促しました。エイモス事務次長は1019の声明で、緊急援助要員が数カ月間、モアダミエへの立ち入りを拒絶されていることを明らかにしました。包囲状態にある郊外地区からは3,000人以上が避難していますが、爆撃の継続が伝えられる中で、これと同数またはそれ以上の住民が依然として孤立しています。モアダミエからの避難民(ほとんどが女性と子ども)は直ちに、シリア・アラブ赤新月社、国連人道機関およびパートナーから援助を受けています。

-エイモス事務次長の声明は以下をご覧ください。

https://docs.unocha.org/sites/dms/Documents/Statement%20by%20USG%20Valerie%20Amos%20on%20Moadamiyeh,%20Syria%2019Oct2013.pdf

化学兵器禁止機関(OPCW)国連合同シリア化学兵器廃棄査察団シグリッド・カーグ団長1021、ダマスカスに到着しました。カーグ団長はプレス・ステートメントを発表し、シリアの化学兵器廃棄に関し、2014年6月末という厳しい期限が設けられていることを指摘しました。また、シリア政府が全面的な協力により、OPCW国連合同査察団の作業を支援したことも明らかにしました。

-カーグ団長のプレス・ステートメントは以下をご覧ください。

http://www.un.org/sg/offthecuff/index.asp?nid=3144

一方、OPCWの報道官はハーグで記者会見を開き、10月22日現在、対象となる23カ所のうち18カ所の査察が行われたと述べました。報道官はまた、来週にはOPCW要員の第1回の交替が行われ、査察官が15人に削減されることを明らかにしたうえで、現在3つのチームに分かれて活動している査察官がこれまで、査察対象場所への「良好なアクセス」を確保できていると述べました。

-OPCW報道官による記者会見の詳細は以下をご覧ください。

http://www.opcw.org/media-corner/press-conference-transcripts/

 

主な国連ニュース記事

冬の到来に備え、シリアの危険地帯への援助を続けるUNHCR

ダマスカス、シリア、10月22日(UNHCR)-シリア紛争により、国内全土の人道ニーズへの取り組みが困難になる中でも、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は最も大きな危険と絶望に包まれた町々の弱者に対する懸命な支援を続けています。シリア国内でのUNHCRの活動は、300万人に対する緊急援助の提供をねらいとしています。この援助は、被災者が家族を養うことを可能にし、避難場所へのアクセスを確保するとともに、人々が避難という苦境に立ち向かい、衛生状態を維持することにも役立っています。毎週、UNHCRのトラック約250台が、1万4,000世帯から1万5,000世帯の10万人近くに援助物資を届けています。

http://www.unhcr.org/526659106.html

シリア・アラブ共和国でポリオ感染の疑い

2013年10月19日(WHO)-世界保健機関(WHO)は、シリア・アラブ共和国で急性弛緩性まひ(AFP)が集団発生したとの報告を受けました。この「ホット」AFPの集団発生は10月上旬、デリゾール県で確認されたもので、現在調査が行われています。ダマスカスの国立ポリオ研究所が発表した暫定結果によると、2つの症例についてポリオの疑いがありますが、最終的な結果は、WHOの東地中海地域標準検査室(RRL)から発表されることになっています。シリアでは1999年以来、野生株ポリオウイルスの報告はありませんでした。この地域では、警戒警報が出され、さらに潜在的な症例の調査が進められています。近隣諸国では、補足的な予防接種を計画中です。

http://www.who.int/csr/don/2013_10_19_polio/en/

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク

国連広報局(DPI)シリア特集ページ

http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146&Body=Syria&Body1=

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)

http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)

http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/

 

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フォトギャラリー:

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/49c3646c25d.html

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/photogallery.php

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/media-resources/photo-gallery

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/photography/photo_2013.php#UNI82253

統合地域情報ネットワーク(IRIN)

http://www.irinnews.org/photo/

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ジュネーブ和平会議の実現に向け、中東での協議を再開したラフダール・ブラヒミ 国連・アラブ連盟シリア担当合同特別代表©UN Photo/UN Photo/Jean-Marc Ferré
シリアの首都ダマスカスに到着し、記者団からの質問に答えるOPCW国連合同査察団のシグリッド・カーグ特別調整官©UN Photo/AP Photo Pool
レバノンの難民キャンプで暮らすシリアの子どもたち©OCHA/D.Palanivelu
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