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第12回国連犯罪防止・刑事司法会議

プレスリリース 10-027-J 2010年05月25日

第12回国連犯罪防止・刑事司法会議が2010年4月12~19日にブラジルのサルバドールで開催され、100以上の国や国際機関、非政府組織(NGOs)の代表が参加しました。

背景

「グローバルな課題に向けた包括的戦略:変化する世界における犯罪防止・刑事司法制度とその発展」をテーマに行われた今年の会議は、国連犯罪防止・刑事司法会議発足55周年にあたります。1955年以来、世界各地で5年ごとに開催されてきた犯罪防止会議は、現代国家の重要な制度の一つに数えられる刑事司法制度の中核をなす複雑な諸問題に関し、国際・国内の政策形成と、斬新な考え方やアプローチの促進に貢献しています。

議題:8つの具体的検討項目
  1. 青少年と犯罪
  2. テロの予防と抑制に関連する国際協定の批准と施行を促進する技術援助の提供
  3. 犯罪防止作業に関する国連ガイドラインの作成
  4. 移住者の密航や人身取引への刑事司法の対応:国境を越えた組織的犯罪との結びつき
  5. 現行の関連国連条約その他の協定に基づきマネー・ローンダリングに取り組む国際協力
  6. ネット犯罪の場合を含め、犯罪者と犯罪取締当局による科学技術利用の最新動向
  7. 犯罪関連問題に対処する国際協力の強化:実践的アプローチ
  8. 移住者と移住労働者、および、その家族に対する暴力への犯罪防止・刑事司法面からの対応
会議と並行して、5つのワークショップを開催
ワークショップ1. 法の支配に向けた国際刑事司法教育
ワークショップ2. 刑事司法制度での受刑者処遇における国連その他のベストプラクティス調査
ワークショップ3. 実践的な都市犯罪防止アプローチ
ワークショップ4. 薬物密売とその他形態の組織犯罪との結びつき:国際的な協調対応
ワークショップ5. 矯正施設における過剰収容に対する戦略とベストプラクティス

参加者は詳細な議論の上、主に3つの方針に沿った行動を提案。

  • 法の支配体系の大黒柱として、刑事司法制度をしっかりと確立する
  • 刑事司法制度が開発に果たす極めて重要な役割を重視する
  • 刑事司法制度の犯罪対策能力を高めるため、刑事司法制度改革における大局的アプローチの必要性を強調する

会期末の2日間には、ハイレベル協議も開催されました。

-第12回国連犯罪防止・刑事司法会議に関するファクトシート(PDF版)は以下のとおり。

  1. Q&A
  2. 世界の犯罪と刑事司法の現状
  3. 青少年:全世界で勾留が過剰
  4. テロの惨害にはグローバルな対応が必要
  5. 犯罪防止作業に関する国連ガイドラインの作成
  6. 人身取引犯と密航仲介犯:生活向上を望む人々を搾取
  7. マネー・ローンダリング対策には国連条約の履行徹底が必要
  8. 国際協力の不足でネット犯罪者に簡単な逃げ道
  9. 越境犯罪対策には国際協力の強化が不可欠
  10. 差別、暴力、虐待:移住者の日常的現実

-同会議の詳細については以下をご覧下さい。
The 12th United Nations Congress on Crime Prevention and Criminal Justice
http://www.un.org/en/conf/crimecongress2010/documents.shtml