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日本語訳(非公式)ができましたのでお知らせします
国連総会決議 国際惑星地球年 2008

プレスリリース 07/046-J 2007年07月02日

国連は2008年を「国際惑星地球年(International Year of Planet Earth, 2008)」とすることを決定しています。地球科学の重要性について、国際社会の認識を高めることが目的です。以下は、同国際年の決定にあたって採択された国連総会の決議です。


第60会期
検討項目52(a)
A/RES/60/192
配布:一般
2006年2月20日

総会により採択された決議
[第2委員会の報告(A/60/488/Add.1)に基づく] 
60/192. 国際惑星地球年2008

国連総会は、
 
アジェンダ21¹、持続可能な開発に関する世界サミット実施計画(「ヨハネスブルク実施計画」)²、および、兵庫行動枠組み³を再確認し、
 
地球という惑星に関して入手できる科学的情報という財産は、多くが未活用の状態にあり、一般市民にも、政策立案者や政策決定者にもほとんど知られていないことに留意し、
 
地球科学教育は人類に対し、天然資源の持続可能な利用、および、持続可能な開発に不可欠な学術インフラ整備のための手段を提供すると確信し、
 
地球科学の重要性を際立たせることを目的とし、2008年を国際惑星地球年と宣言することを支持する旨の、国連教育科学文化機関(ユネスコ)総会による決定を歓迎し、
 
とりわけ、持続可能な開発にとっての地球の進化と資源の重要性、防災と災害による被害軽減、および、資源の持続可能な管理能力育成に対する世論の意識を高める上で、同年が果たしうる重大な役割、ならびに、「国連持続可能な開発のための教育の10年」に対するその重要な貢献を勘案し、

  1. 2008年を「国際惑星地球年」と宣言することを決定する。
  2. 国連教育科学文化機関(ユネスコ)を同年の主導機関およびフォーカル・ポイントに指定し、国連環境計画(UNEP)およびその他国連システムの関連主体、ならびに、国際地質科学連合およびその他全世界の地球科学学会や研究グループとの協力により、同年中に実施すべき活動の組織に当たらせるとともに、この関連において、国際惑星地球年の活動資金は、産業界、および、国際地質科学連合が主導する国際機関のコンソーシアム(共同事業体)によって動員される主要財団からの資金をはじめ、自発的拠出で賄うことに合意する。
  3. すべての加盟国、国連システムおよびその他あらゆる主体に対し、同年を活用して、持続可能な開発達成にとっての地球科学の重要性に対する意識を高め、地方、国、地域および国際レベルで行動を促進するよう働きかける。
  4. 事務総長に対し、国際惑星地球年の準備進捗状況を第62回総会に報告するよう要請する。

第68回本会議
2005年12月22日

1 Report of the United Nations Conference on Environment and Development, Rio de Janeiro, 3-14 June 1992, vol. I, Resolutions Adopted by the Conference (United Nations publication, Sales No. E.93.I.8 and corrigendum), resolution 1, annex II.

2 Report of the World Summit on Sustainable Development, Johannesburg, South Africa, 26 August-4 September 2002 (United Nations publication, Sales No. E.03.II.A.1 and corrigendum), chap. I, resolution 2, annex.

3 Hyogo Framework for Action 2005-2015: Building the Resilience of Nations and Communities to Disasters (A/CONF.2006/6 and Corr. 1, chap. I, resolution 2).