世界気象の日(3月23日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 26-015-J 2026年03月23日

今年の「世界気象の日」にあたり、私たちは未来を見る力が人命を救うことを改めて考えさせられます。
気候カオス(大混乱)は記録的な猛暑や長引く干ばつ、海面の上昇、さらにはますます頻繁かつ激甚化する災害によって、気象のルールを書き換えています。正確で信頼できる科学こそが、私たちの防御の最前線となります。
世界気象機関(WMO)と各国の気象機関は、陸域、海域、大気圏、そして宇宙から得られたデータを世界的に網羅し、測定値を予測へ、予測を早期警報へと発展させることによって、私たちの安全を守ることに役立っています。しかし、地球観測システムは特に後発開発途上国と小島嶼開発途上国で深刻なギャップを抱え、重荷にさらされています。
今年のテーマ「きょうの観測であすを守ろう」は、行動への呼びかけとなっています。政府や開発銀行、民間セクターは、地上観測所から衛星に至るまで、私たちの地球観測の基幹をなす要素への支援を拡大するとともに、データがオープンかつ公平に共有されるようにせねばなりません。そして私たちは「すべての人に早期警報システムを」イニシアチブを加速し、2027年までにあらゆる人が命を救う警報によって保護されることを目指さなければなりません。観測に投資すれば、平和と安全保障、レジリエンス(強靭性)、持続可能な開発を強化することで、その何倍にも及ぶ利益が得られます。
私たちはきょうの観測によって、人々、地球、繁栄、そしてこれからの世代のあすを守ることができるのです。
* *** *
原文(English)はこちらをご覧ください。


