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国際障害者デー(12月3日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 25-076-J 2025年12月02日

Photo: UNICEF/Uganda/Barbeyrac

障害のある人々は社会を変革しています。イノベーションを牽引し、政策に影響を与え、正義のために社会を動かしています。しかし往々にして、意思決定の場から排除されています。

先月の「世界社会開発サミット」で採択された「ドーハ政治宣言」は、極めて重要な真実を再確認しています。障害者のインクルージョン(包摂)なくして、持続可能な開発は成し得ないということです。

障害のある人々は、私たち全員に恩恵をもたらす前進をもたらしています。そのリーダーシップにより、防災対策が改善され、包摂的な教育と雇用が拡充され、人道的な対応が最もリスクにさらされている人々に行き届くようになりました。

テキスト・メッセージから音声起動テクノロジーに至るまで、私たちの日常生活を形づくる数多くのイノベーションは、障害者たちによって、障害者たちのために開発されたソリューションとして始まったものです。

しかしながら、構造的な障壁は根強く残っています。差別や貧困、利用できないサービスが、世界中で10億を超える障害者たちの参加を制限し続けています。

今年の「国際障害者デー」にあたり、多様な障害者たちと、対等なパートナーとして協働していくことを決意しようではありませんか。

インクルージョンが真に実現すれば、すべての人々が恩恵を受けます。共に力を合わせれば、誰もが活躍できる、よりアクセス可能で、よりレジリエント(強靱)な社会を築くことができるのです。

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