本文へスキップします。

  • プリント

ここから本文です。

核兵器の全面的廃絶のための国際デー(9月26日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 25-061-J 2025年09月24日

© UN Photo/Paulo Filgueiras

核兵器は安全保障をもたらしません。ただ壊滅を約束するだけです。

「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」は、人類が数十年にわたり自らの存続そのものを賭けて冷戦から得た、この核心的教訓を思い出すよう私たちに求めています。

悲しいことに、核による壊滅の影は今も私たちにつきまとい、急速な広がりを見せています。分断や不信に煽られ、増大する軍事費、増え続ける核兵器の備蓄、強制の手段として核による威嚇を行う国々の存在により増大しています。

人類は誤った方向に進んでいます。今こそ、軍縮を通じた持続的な平和のために新たな道筋を描く時です。

昨年9月の「未来のための協定」で、加盟国は核兵器の全面的廃絶という目標を、改めて決意しました。各国は分断ではなく対話を、破壊ではなく軍縮を優先し、それを言葉ではなく行動で示さねばなりません。

この重要な日にあたり、私は核兵器保有国に対して、人類を覆っているこの影を払いのけるよう求めます。軍縮の義務を履行し、核兵器の全面的廃絶を決意してください。

* *** *

原文(English)はこちらをご覧ください。