国際平和デー(9月21日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 25-058-J 2025年09月17日

私たちの戦争に満ちた世界は、平和を求めて叫んでいます。
今年の「国際平和デー」は、私たち一人ひとりに、その呼びかけに対して声を上げるよう求めています。
戦争が残酷さと破壊をもたらす中、世界中で人生が引き裂かれ、子ども時代が奪われ、基本的な人間の尊厳が踏みにじられています。
紛争は爆発的に拡大しています。
国際法は無視されています。
そして、記録的な数の人々が住処を追われています。
彼らが望むのは、平和だけです。
平和はすべての人々の問題です。戦争の影響は世界中に波及します。
私たちは銃声を鎮めねばなりません。苦しみを終わらせ、橋を架け、安定と繁栄を築かなければならないのです。
持続可能な開発は平和を支えます。開発において最も困難に直面している10カ国中9カ国が、紛争にあえいでいます。
また、紛争の火に油を注ぐ人種差別、非人間化、誤情報を抑えなければなりません。
代わりに、私たちは尊重の言葉で語り、他者に心を開き、平和を推し進めるために私たちの影響力を発揮しなければなりません。
平和があるところに、希望があります。
家族は団結し、コミュニティーは再建され、子どもたちは学び、遊ぶのです。
平和は待ったなしです。私たちの行動は、今すぐ始まるのです。
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