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国際移住者デー(12月18日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 23-071-J 2023年12月18日

移住とは、人生の現実であり、世の中のためになる力です。移住は、知識やアイデアの交換を促進し、経済成長に貢献します。移住によって何百万もの人々が機会を追求し、生活を向上させることができます。

同時に、適正に管理されていない移住は、大きな苦しみの原因でもあります。人身取引加害者たちの残酷な手の下へと人々を追いやり、そこで搾取、虐待、さらには死にさえも直面するのです。それによってガバナンスや制度に対する信頼が損なわれ、社会的緊張が高まり、私たち共通の人間性が蝕まれるのです。

「国際移住者デー」にあたり、私たちは、連帯、パートナーシップ、人権の尊重に根差した、安全な移住のためのガバナンスが緊急に必要であることに光を当てます。

5年前、国際社会は「安全で秩序ある正規の移住のためのグローバル・コンパクト」を採択しました。これは加盟国にとって、行動を評価し、協力を強化し、権利に基づく移住の道を拡大するための、重要な評価基準とリソースです。

しかし、こうした措置は依然として例外的であり、標準とはなっていません。私たちは、今日も、そしていつの日も、出身地、経由地、移住先のコミュニティーを含めたすべての人の利益のために、より人道的で秩序ある移住の管理に向けて取り組まねばなりません。

あらゆる人にとって、より安全でより豊かな未来を、ともに確保しようではありませんか。

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