国連諸機関の邦人職員幹部をはじめ、様々な分野で活躍する有識者を執筆陣に、日本がこのパンデミックという危機を乗り越え、よりよく復興することを願うエールを込めたブログシリーズ。第2回は、國井修さん(グローバルファンド 世界エイズ・結核・マラリア対策基金 戦略・投資・効果局長)からの寄稿です。
感染症対策に関わってきて、いま思うこと
「新たな感染症のパンデミックが起こることは想定していたが、これほどの規模と深刻さになるとは・・・」
世界で感染症の研究や対策にあたってきた専門家の中には、こう思っている人が少なくないと思います。私も中南米、アジア、アフリカなどで、感染症流行の恐ろしさはいやというほど知っていましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、欧米・日本などの先進国にまでその影響が及び、これほどの人的・社会的・経済的損失がもたらされるとは思いませんでした。
母国のために何もできないもどかしさがありますが、せめて日本から依頼された寄稿やインタビューには応えさせてもらっています。拙文ですが私からのメッセージとしてご笑覧ください。
1)「緊急公開:人類と感染症、闘いと共存の歴史」(ニューズウィーク日本版 2020年3月30日 掲載):過去からの教訓をまとめました
2)「新型コロナ:「医療崩壊」ヨーロッパの教訓からいま日本が学ぶべきこと」(ニューズウィーク日本版 2020年3月29日 掲載):欧州からの教訓をまとめました
3)「日本で医療崩壊は起きるのか? 欧米の事例とデータに基づき緊急提言」(ニューズウィーク日本版 2020年4月21日 掲載):医療崩壊についてまとめました
4)「(インタビュー)『鎖国』で解決する? 新型コロナ 國井修さん」(朝日新聞 2020年3月25日 掲載):新型コロナ感染症を様々な視点で考えました
*記事全文は下記の記事の右上をクリックしてご覧ください。また朝日新聞デジタルの記事はこちらから
5)「世界が多くの感染症に苦しんでいることも知って欲しい」(ビデオニュース・ドットコム 2020年4月17日 掲載):様々な角度からの質問に答えたインタビュー動画です
今、COVIDー19が流行し始めているアフリカを含めて、保健医療システムの脆弱な国々の支援に奔走しています。少し時間に余裕が出ましたら、投稿させて頂きます。
スイス・ジュネーブより
國井 修