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安全保障理事会決議 1741

2007年01月30日

2007年1月30日、安全保障理事会第5626回会合で採択

安全保障理事会は、

エチオピアおよびエリトリア(以後、「当事者」)間の情勢に関連する従前のすべての決議および声明、ならびに特に決議1320(2000)、1430(2002)、1466(2003)、1640(2005)、1681(2006)および1710(2006)に含まれる要請を再確認し、

和平プロセスに対する不動の関与、アルジェ合意の完全かつ迅速な履行、さらに両当事者間の平和的および協力的な関係の基盤としてのエチオピア=エリトリア国境委員会(S/2002/423)の決定を迅速に履行することの重要性を強調し、

2000年8月16日の敵対行為停止合意(S/2000/601)に規定された暫定安全地帯(TSZ)の保全を再確認し、またTSZ設立の目的およびTSZを尊重する当事者の公約を想起し、

困難な環境にもかかわらず、任務を達成するために国際連合エチオピア=エリトリア・ミッション(UNMEE)ならびにその軍事および文民要員による努力を賞賛し、

二当事者間の国境線の完全な境界確定は、エチオピアおよびエリトリア間と同様にその地域における永続的平和のためにきわめて重要であることをさらに強調し、エリトリア=エチオピア国境委員会(EEBC)の範囲設定および境界確定に関する決定を最終かつ拘束力あるものとして受け入れることを両当事者が同意してきたことを想起し、境界画定を再開するEEBCの努力を賞賛し、2007年1月22日の事務総長報告書(S/2007/33)添付資料に説明されるように、如何ともしがたい事情により、これまでにEEBCが計画された国境の完全な境界確定を達成できていないことに対して遺憾を表明し、

EEBCの活動に対して完全な支持を表明し、2006年11月27日のエリトリア=エチオピア国境委員会(EEBC)の声明を確認し、

2006年12月15日の事務総長特別報告書(S/2006/992)およびそれに含まれるUNMEEの将来に関する意見を審議し、2007年1月22日の事務総長報告書(S/2007/33)に留意し、

決議1710(2006)の第7項を想起し、

  1. UNMEEの職務権限を2007年7月31日までの六箇月間、延長することを決定する。
  2. UNMEEの軍事部門の構成を、事務総長特別報告書(S/2006/992)の第24および25項に説明されるように、オプションIに従って、現在の2300人から、230人の軍事監視員を含む1700人の軍事要員へと再構成することを承認し、決議1320(2000)に規定され、決議1430(2002)および1681(2006)においてさらに調整された、現在の職務権限および最大限に承認された軍事力の水準を維持することを決定し、その職務権限を履行するためにUNMEEの十分な軍事能力を保持する必要性を強調する。
  3. エチオピアがエリトリア=エチオピア国境委員会の最終的かつ拘束力ある決定を完全にまた遅延なく受け入れ、また委員会が、前提条件なしに、完全かつ迅速に国境線の確定を行なうことが可能になるように、具体的な措置を直ちに講じるとの、決議1640(2005)第5項に表明された要請を繰り返す。
  4. エリトリアが暫定安全地帯より自国軍および装備をただちに撤退させることを要求する。
  5. 事務総長特別代表代理の移動と活動、およびUNMEEの任務遂行に必要な立ち入り、援助、支援および保護の提供を含むことに留意しながら、エリトリアがさらなる遅延または前提条件なしに、UNMEEの移動および活動に対する全ての制限を取り消す決議1640(2005)第1項に表明された要請を繰り返す。
  6. 当事者が相互にいかなる脅威または武力の行使を最大限差し控えることを示した決議1640(2005)第2項に表明された要請を尊重する。
  7. 境界確定の進捗の欠如に遺憾を表明し、両当事者にEEBCに完全に協力するよう求め、当事者がアルジェ合意の履行に第一義的な責任を有することを強調し、当事者に対してさらなる遅延または前提条件なしにEEBCの決定を完全に履行しまた境界確定を再開し完了するための具体的な措置を講じることを再度求める。
  8. 当事者に対し、決議1430(2002)および1466(2003)に基づき、境界確定の決定を迅速かつ平和的に履行することについてEEBCを援助する委ねられた任務を含む、UNMEEの任務遂行に必要な立ち入り、援助、支援および保護の提供を要求し、いかなる制限もただちに解除することを要求する。
  9. 事務総長と国際社会に対してエチオピアおよびエリトリアの関係を正常化し、当事者間の安定化を促進し、地域における持続可能な平和への基礎を築くことを助けるために両国に関与することを求める。
  10. 境界確定に向けての後の進展に照らしてUNMEEのいかなる変更をも再検討する意図と、また進捗が可能となった場合にはUNMEEが境界画定を促進することができるように確保する更なる決定を行う準備があることを表明する。
  11. 加盟国に対し、境界画定過程を支援する目的で、決議1177(1998)に基づき、また、エチオピアおよびエリトリア政府によって設立され、2000年12月12日に署名された包括的和平合意の第4条(17)に言及された、信託基金への拠出を行うことを要請する。
  12. UNMEEの活動に軍隊を派遣する国の貢献と寄与に対して深い感謝を表明する。
  13. 事務総長に対し、2007年4月末までに提出期限である次の経過報告書において、本決議の履行およびEEBCの決定の履行に向けた進捗の詳細を含めるように要請する。
  14. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

S/RES/1741(2007)