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安全保障理事会決議 1755

2007年04月30日

2007年4月30日、安全保障理事会第5670回会合で採択

安全保障理事会は、

従前の安保理諸決議、とりわけ2006年10月6日の決議1714(2006)、2006年9月22日の決議1709(2006)、2006年8月31日の決議1706(2006)、2006年5月16日の決議1679(2006)、2006年5月24日の決議1663(2006)、2006年1月27日の決議1653(2006)、2005年9月23日の決議1627(2005)および2005年3月24日の決議1590(2005)を想起し、

従前の安保理諸決議、特に国際連合世界サミット成果文書の関連諸条項を再確認した、武力紛争における民間人の保護に関する2006年4月28日の決議1674(2006)、武力紛争における子供に関する2005年7月26日の決議1612(2005)、人道援助および国際連合要員に関する2003年8月26日の決議1502(2003)、女性、平和および安全に関する2000年10月31日の決議1325(2000)を想起し、

スーダンの主権、統一、独立および領土保全、ならびに平和への目標に対する安保理の公約を再確認し、

2005年1月9日の包括和平合意の一部の履行、とりわけ今年における停戦の全体的な遵守、権力の配分に関する合意協定に規定された機構的枠組みでなされた進展、南部スーダン統治機構による予算承認およびスーダンにおける新貨幣の導入による進展を歓迎し、

開発援助を含む包括和平合意のプロセスを支持する国際社会の取り組みを想起し、ハルツームおよびジューバにおいて2007年3月19日から21日まで開催されたスーダン債権国会議の会合に留意し、援助国に対し、包括和平合意の履行の支援継続を求め、

包括和平合意において、選挙と兵力の再展開は重要な段階となるであろうこと、2007年に双方の公約が満たされることが包括和平合意の信用性の中核をなすであろうこと、および緊急の行動が選挙準備を加速させるために必要であることを強調し、

国民統一政府と国際社会に、選挙プロセスの成功を支援することを求め、

国内避難民の、ハルツームから南部コルドファンおよび南部スーダンへの、最初の組織的な帰還を歓迎し、

包括和平合意を支援するための、国際連合スーダン・ミッション(UNMIS)の南部スーダンにおける完全な展開を歓迎し、この任務を支援する兵力提供国による継続した取り組みを承認し、

UNMISの活動および物資に対する制限および官僚的妨害並びにUNMISの職務権限を効果的に遂行するためのUNMISの能力および影響を受けた人々に支援を届ける人道社会の能力に対する制限および妨害の持つ悪影響に対する安保理の懸念を繰り返し表明し、国民統一政府に対しその国際的義務、および、この観点から地位協定において設定された義務に従うことを求め、

ダルフールにおける人道上の状況が継続的に悪化していること、および地域への影響に対して、深刻な懸念を表明し、避難民、難民、女性、子ども、高齢者および人道機関の要員を含む民間人に対する、継続的な暴力的攻撃を非難し、ダルフール和平合意の非当事者も含め、ダルフール紛争の全ての当事者に対し、ダルフールおよび同地域における暴力と残虐行為を終了する必要性を、最も強い言葉で繰り返し表明し、

南部ダルフール、ニアラにおける、国際連合、アフリカ連合スーダン・ミッション(AMIS)、および国際非政府機関の要員に対する2007年1月19日の逮捕および勾留以降の取り扱いに関する情報について安保理の懸念を表明し、また国民統一政府に対し、この事件に関する捜査において国際連合と協力するという公約を尊重するよう要請し、

ダルフールにおける全ての人道的活動を支援し、保護し、促進するという、2007年3月28日にハルツームで国際連合と統一政府の間で署名されたコミュニケを歓迎し、その即時履行を要請し、

特に困難な状況にも関わらず、AMISの展開が成功したことに対して、アフリカ連合の努力を賞賛し、AMISに対する最近の致命的な攻撃を非難し、

国際連合およびアフリカ連合ダルフール特使ならびにダルフール和平合意への支援を広げかつ履行に向けて動いている他の指導者の調整された努力への完全な支援を表明し、

他の武装集団による武力攻撃が包括和平合意の成功的な履行を脅かしていることに安保理の懸念を留意し、敵対行為停止合意を延長しかつ2007年4月26日にジューバにおいて和平協議を再開するという、ウガンダ政府と神の抵抗軍との間の合意を歓迎し、国際連合特使チザーノがこの進展をもたらしたことを賞賛し、この進展の下で公約に応じることを両者に求め、

2007年4月17日付けのスーダンに関する事務総長報告書(S/2007/213)に留意し、

スーダン情勢が、国際の平和と安全に対する脅威を構成し続けていると判断し、

  1. それ以後も更新する意図を持って、UNMISの職務権限を、2007年10月31日まで延長することを決定する。
  2. 事務総長に対し、スーダンに関する新たな特別代表を直ちに指名し、UNMISの職務権限の履行について、3カ月ごとに安保理に報告することを要請する。
  3. 包括和平合意の当事者に対し全ての各々の公約の、とりわけ、合同統合ユニットの設立および治安維持部門改革の他の要素を実行し、戦闘員の武装解除、動員解除、社会再統合のプロセスを再び活性化し、2007年7月9日までに完全且つ確証された兵力の再配置を完了し、2002年7月20日のマチャコス議定書に合致するように1956年1月1日の南北境界線を正確に画定し、アビエイ問題を解決しそこに行政府を早急に設立し、合意された日程表に従って全国選挙を行なうための必要な手段を講じるために、履行について速やかな進展を促進することを求める。
  4. 包括的和平合意、ダルフール和平合意、ンジャメナ人道的停戦合意、東部スーダン和平合意および2007年3月28日のコミュニケの当事者に対し、公約を尊重し、遅延なくそれらの合意の全ての局面を履行することを求め、それらの当事者のうちダルフール和平合意に署名していない当事者については遅延なく署名すること、そして合意の履行を妨げるようないかなる行為もとらないことを求める。
  5. 事務総長に対し、UNMISが、性的搾取および虐待に関する国連ゼロ・トレランス政策を完全に遵守することを確保するため、必要な措置を講じることを継続すること、および、安保理に報告することを要請し、兵力提供諸国に対して、自国の要員がそのような行動に関与した場合の、展開前のアカウンタビリティーを含む、適切な予防策を講じることを促す。
  6. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

S/RES/1755(2007)