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総会

討議文書

国連ジャーナル

国連諸機関の会合に関する最新情報は、国連ジャーナル(Journal of the United Nations)から入手できます。この資料は主として2つの目的で作成されていますが、まだ十分に利用されているとはいえないのが現状です。

  1. 所定の日に予定されている総会、安全保障理事会、経済社会理事会およびその他機関の会合について知らせるとともに、これら会合で検討される重要な文書の記号も明示しています。該当する文書が正式に発表されていない場合でも、文書記号は明示されます。
  2. 前日の会合の結果を取りまとめ、国連文書シリーズの記号体系を基本的に理解している方々が、議事録や決議が正式発表される前に、その文書記号を予測できるようにしています。

総会-はじめに

総会は国連の主たる討議機関です。191の加盟国それぞれに投票権があります。通常総会は毎年9月に始まります(第58回総会は2003年9月16日に開会)。現在の傾向としては、総会は12月下旬に休会した後、翌年、必要に応じて再開され、次回総会の開会前日に閉会するようになっています。総会手続き規則(文書記号A/520/Rev.15 + Amend.1 + Amend.2:販売番号85.I.13)に従い、特別総会や緊急特別総会が開かれることもあります。

総会文書記号の基本的なフォーマットは、A/[会期]/[続き番号](例:A/52/1)です。1946年から1975年までは、A/[続き番号]の文書記号が用いられていました(例:A/9601)。

議題

以下の主要文書は、通常総会開会前に発行され、当該会期の組織に関する背景資料として、発行予定の重要文書を把握しやすくします。

  1. 暫定議題リストは、年初時期(通常は2月)に発行される総会暫定議題に含まれていますが、文書記号には9月に開会予定の総会会期に関する続き番号「50」が割り振られています(例:A/58/50/Rev.1 + Corr.1)。このリストは議題に含めるべき議事項目を提案するもので、後に削除されたり、先延ばしされたりするものもあります。
  2. 注釈付き暫定議題リストは、その数ヵ月後に発行され、文書記号には各会期に関する続き番号「100」が割り振られています(例:A/58/100 + Add.1)。注釈付き事前リストでは、議題に含めるべき各議事項目案の経緯が紹介され、前回の総会の主要文書一覧が提示されているほか、各項目について検討予定である重要な文書(報告書など)が明らかにされています。注釈付き事前リストの付属には、1946年から現在に至るまでの総会の議長と副議長、安全保障理事会非常任理事国、経済社会理事会理事国、国連加盟国の一覧が掲載されます。また、主要委員会役員の氏名(第20回総会から)も掲載されています。
  3. 暫定議題は、総会手続き規則の規則12に従い、会期開始の60日前までに発行されます。この文書は、採択予定の最終議題の体裁をより具体的に定めるもので、文書記号には各会期に関する続き番号「150」が割り振られています(例:A/58/150)。
  4. 事務総長覚書は総会に提出されるもので、各会期の組織に関する背景資料を提示し、暫定議題に関連する情報を補強するとともに、各項目を本会議で検討するか、いずれかの主要委員会で検討するかについての案を示しています。それぞれの会期につき、文書記号には一般委員会文書シリーズの続き番号「1」が割り振られています(例:A/BUR/58/1 + Corr.1 + Add.1)。

会期が正式に始まると、以下の主要文書が発行されます。これらはいずれも最終的な議題の体裁を整えたもので、各項目が検討される場、および、すでに発行されたか、発行予定の重要文書を明らかにしています。

  1. 一般委員会報告書は、暫定議題に含まれる議事項目の同委員会での検討を受けて発行されるもので、文書記号には続き番号「250」が割り振られています(例:A/58/250)。この報告書は、総会が採択すべき最終的議題にどの議事項目を含めるべきかを勧告し、各項目をトピック別に、本会議あるいは6つの主要委員会のいずれかに割り当てるものです。暫定議題に掲載される議事項目がすべて最終議題に含められるわけではないので、この報告書は「行方不明」となった議事項目に関する手がかりを探る「探偵」の役割を果たします。一部の議事項目が削除/先延ばしされる結果、すべての議事項目が改めて番号付けされるため、暫定議題の議事項目番号は必ずしも一般委員会報告書にある番号と一致しません。
  2. 議題は本会議(通常は第3回会合)で採択され、文書記号には各会期に関する続き番号「251」が割り振られます(例:A/58/251)。議題には、所定の総会会期で検討される議事項目がすべて掲載されます。議題が採択されると、総会文書に印刷される議事項目番号は、採択された議題の議事項目番号と同一になります。議題採択直後に発行される文書の中には、議題採択時にすでに作成中であったため、暫定議題の議事項目番号が引き続き掲載されているものがあります。一般的に見ても、議事項目の番号だけに頼らず、議事項目の番号とその内容を照合するのが得策といえますが、これは特に、議題採択直後の移行期について当てはまります。
  3. 議事項目の割当には、各会期についての続き番号「252」が割り振られます(例:A/58/252)。この文書は、議事項目の割当に関する一般委員会の最終的勧告に相当し、各項目の全面的な検討を本会議で行うのか、それともいずれかの主要委員会で行うのかを最終的に判定するものです(例:「国際刑事裁判所の設置」は、法律問題を担当する第6委員会に割り当てられました)。

事務総長報告書

国連活動年次報告(例:A/58/1)とは別に、事務総長は決議の求めに従い、多くの問題について総会に報告を行います。これまでの事務総長報告書の文書記号は総会議事インデックス(Index to Proceedings of the General Assembly)で検索できます。

現在の会期についてはインデックスが未発表となっていますが、事務総長報告書は文書作成状況でチェックできます。これは会期前に作成される文書一覧表で、各会期についてのA/INF/-シリーズ最初の文書として発行されるのが普通です(例:A/INF/58/2)。文書作成状況は事務総長報告書だけでなく、特定の議事項目で審議の対象とされた全報告書に関する優れた案内書の役割を果たします。

注釈付き事前リスト(例:A/58/100)もまた、事務総長報告の検索ツールとして利用できますが、文書作成状況のほうが後に発表されるため、掲載される文書記号も多くなる傾向にあります。さらに、UNBISnetによる検索も可能です。最近の報告書の全文は国連文書センター(UN Documentation Centre)で閲覧できるほか、登録ユーザーの方々は、国連公式文書システム(ODS)にもアクセスできます。

会期報告書

総会は数多くの補助機関(例:国際法委員会、国連人権委員会、女子差別撤廃委員会)を抱えていますが、これら機関は年1回(場合によっては年2回)、その活動に関する報告を義務づけられています。報告書には、補助機関が採択した決議や決定を含むものが多く、中には、決議案あるいは決定案を総会に付託し、その採択を勧告するものもあります。これら報告書は通常、総会公式記録(Official Records of the General Assembly)の追録(Supplement)として発行されます。あらゆる補助機関の報告書の全文書記号リスト(1946年以降)はUN-I-QUEでご覧になれます。最近の報告書の全文は国連文書センターで閲覧できるほか、登録ユーザーの方々は国連公式文書システム(ODS)にもアクセスできます。

主要委員会報告書

主要委員会は6つあります。

  • 第1委員会には軍縮と国際安全保障に関する議事項目が割り当てられます。第1委員会の作業文書にはA/C.1/-の接頭語が付きます。
  • 第2委員会には経済と金融に関する議事項目が割り当てられます。第2委員会の作業文書にはA/C.2/-の接頭語が付きます。
  • 第3委員会には社会、人道と文化に関する議事項目が割り当てられます。第3委員会の作業文書にはA/C.3/-の接頭語が付きます。
  • 第4委員会には特別政治と非植民地化に関する議事項目が割り当てられます。第4委員会の作業文書にはA/C.4/-の接頭語が付きます。
  • 第5委員会には行政と予算に関する議事項目が割り当てられます。第5委員会の作業文書にはA/C.5/-の接頭語が付きます。
  • 第6委員会には法律に関する議事項目が割り当てられます。第6委員会の作業文書にはA/C.6/-の接頭語が付きます。

主要委員会は割り当てられた各議事項目に関し、個別の報告書を本会議に提出します。これら報告書は、当該項目に関する委員会での検討状況を取りまとめ、本会議での採択が勧告される決議・決定の最終案文を提示するものです。主要委員会報告書は本会議の作業文書となるため、文書記号に各委員会を表す接頭語は用いられません。その代わりに、直接に本会議を表す文書記号で提出されます(例:A/57/565-国際刑事裁判所の設置:第6委員会報告書)。総会の決議と決定は採択から数週間(時には数ヵ月間)も印刷されないことが多いため、委員会報告書に含まれる最終案(採択直前に口頭で修正されることもある)は長い間、当該決議/決定の唯一の情報源となります。

第57回総会の主要委員会報告書リスト:第1委員会、第2委員会、第3委員会、第4委員会、第5委員会、第6委員会

第58回総会の主要委員会報告書リスト:第1委員会、第2委員会、第3委員会、第4委員会、第5委員会、第6委員会

会合記録

はじめに

会合での発言、演説および行動は逐語的な議事報告書(文書記号には接尾語「/PV」が付く)あるいは要約記録(文書記号には接尾語「/SR」が付く)として保存されます。議事報告書(PV)は会合での発言全体を一人称としてそのまま掲載するのに対し、要約記録(SR)は会議での発言を第三者が取りまとめたものとなっています。主たる機関および主要な補助機関の会合については、議事報告書あるいは要約記録のどちらかが作成されるのが普通ですが、その両方が作成されることはありません。記録が残されない機関の場合、プレスリリースが発行されていれば、会期報告書や年次報告書として討議の概要が公表されるまで、これに代わる情報源として活用できます。

ナンバリング・システム

本会議については第5回総会以降、第1委員会は第22回総会以降(第48回総会を除く)、常に議事報告書の対象となっています(文書記号に「/PV」の接尾語が付く)。最初2,444回の本会議会合と2,108回の第1委員会会合については、通し番号が付されています。

例:
A/PV.734 1958年8月14日の第734回本会議(=第3回緊急特別総会)の議事報告書
A/PV.1502 1967年4月21日の第1502回本会議(=第5回特別総会)の議事報告書
A/PV.1566 1967年9月25日の第1566回本会議(=第22回通常総会)の議事報告書

第31回総会(1976年)からはシステムが変わり、会期ごとに番号が振り直されるようになりました。文書記号の2番目の要素として、本会議が行われた通常総会(例:56)、特別総会(例:S-26)あるいは緊急特別総会(例:ES-8)の会期を示す文字が付け加えられています。

例:
A/49/PV.92 1994年12月19日の第49回通常総会第92回本会議の議事報告書
A/C.1/41PV.11 1986年10月17日の第41回通常総会第1委員会第11回会合の議事報告書
A/ES-9/PV.11 1982年2月5日の第9回緊急特別総会第11回本会議の議事報告書
A/S-15/PV.22 1988年6月25日の第15回特別総会第22回本会議の議事報告書

本会議のプレスリリースは文書記号GA/-の形で発行されます。第1委員会については現在、GA/DIS/-の文書記号で発行されています。

第1委員会(軍縮と国際安全保障に関する議事項目を審議)を除き、主要委員会と一般委員会の会合については、要約記録(文書記号に接尾語「/SR」が付く)のみが発行されます。

第2委員会(経済と金融に関する議事項目を審議)要約記録の文書記号には接頭語A/C.2/-が付きます。プレスリリースはGA/EF/-の文書記号で発行されます。

第3委員会(社会、人道と文化に関する議事項目を審議)要約記録の文書記号には接頭語A/C.3/-が付きます。プレスリリースはGA/SHC/-の文書記号で発行されます。

第4委員会(特別政治と非植民地化に関する議事項目を審議)要約記録の文書記号には接頭語A/C.4/-が付きます。プレスリリースは現在、GA/SPD/-の文書記号で発行されています。(第48回総会以前、第4委員会は非植民地化の問題のみを取り扱っていました。政治問題については、特別政治委員会という主要委員会が別に設置されていました。特別政治委員会議事録の文書記号には接頭語A/SPC/-が付き、プレスリリースはGA/SPC/-の文書記号で発行されていました。)

第5委員会(行政と予算に関する議事項目を審議)要約記録の文書記号には接頭語A/C.5/-が付きます。プレスリリースはGA/AB/-の文書記号で発行されています。

第6委員会(法律に関する議事項目を審議)要約記録の文書記号には接頭語A/C.6/-が付きます。プレスリリースはGA/L/-の文書記号で発行されます。

一般委員会(会期の組織を担当)要約記録の文書記号には接頭語A/BUR/-が付きます。プレスリリースはGA/-の文書記号で発行されます。

最近のプレスリリースの全文は、UNニュースセンターの検索オプションを通じてアクセスできます。

1946年(第1回総会)から1975年(第30回総会)まで、すべての総会要約記録には通し番号が付されていました。

例:
A/BUR/SR.97 1954年11月2日の一般委員会第97回会合(=第9回通常総会)の要約記録
A/C.2/SR.1075 1966年11月25日の第2委員会第1075回会合(=第21回通常総会)の要約記録
A/C.3/SR.1869 1971年11月12日の第3委員会第1869回会合(=第26回通常総会)の要約記録

1976年(第31回総会)からはシステムが変わり、会期ごとに番号が振り直されるようになりました。文書記号の3番目の要素として、会合が行われた総会会期を示す文字が付け加えられています。

例:
A/C.4/40/SR.7 1984年10月18日の第40回通常総会第4委員会第7回会合の要約記録
A/C.5/47/SR.68 1993年8月18日の第47回通常総会第5委員会第68回会合の要約記録
A/C.6/50/SR.37 1995年11月13日の第50回通常総会第6委員会第37回会合の要約記録

 

電子アクセス

総会会合記録の全文はUNBISnet(アクセス自由)および国連公式文書システム(ODS)(登録が必要)を通じて閲覧できます。第55回総会以降については、本会議会合記録の全文が国連文書センターでご覧になれます。

インデックス

総会で行われた演説は会期ごとにまとめられ、印刷物として総会議事インデックスに掲載されます。第34回総会(1979年)以降については、別冊(第2部)として演説インデックス(Index to Speeches)が発行されています。UNBISnet、および、CD-ROM版のUNBIS Plusは、38回総会(1983年)以降に行われた演説の引用への電子アクセスを提供します。

一般討議(1946年以降)で行われた発言に関する会合記録の文書記号はUN-I-QUEでも検索できます。これらの記録はすべて、現在の各国の名称(例:カナダ)、あるいは、会期番号(例:第1回総会(1946年)、第58回総会(2003年))別に閲覧できます。国別記録(例:ロシア連邦)には、国家元首や政府の首脳・高官が一般討議以外の時期に国連の各機関で行った発言も含まれています。さらに、UN-I-QUEには、国連創設記念総会(第25回総会(1970年)、第40回総会(1985年)および第50回総会(1995年))で行われた記念声明の引用が掲載されています。2000年9月の国連ミレニアム・サミットの際に総会で行われた発言の引用も閲覧できます。

票決に関する情報

はじめに

総会決議の大半は投票なしで採択されます。投票が行われる場合には、記名投票による投票記録あるいは投票結果の要約のどちらかの文書が作成されます。検討中の問題に関する各加盟国の立場が明らかにされるのは投票記録だけですが、これが作成されるのは、投票実施以前に記名投票の要請があった場合のみです。このような要請が出されない限り、投票の要約(決議に賛成票・反対票を投じた国の数と棄権した国の数を示すもの)のみが公表され、個々の加盟国の投票振りは明らかにされません。総会での投票の分析は、国連憲章第18条に関するセクションを参照することにより、国連機関実務一覧(Repertory of Practice of United Nation Organs)でご覧になれます。

票決に関する情報はまず、会合の閉幕直後に作成されるプレスリリースで(非公式な形で)発表されます。公式の票決情報は、投票が行われた会合の記録で閲覧できます。第54回総会から、公式の票決情報は総会決議の会期累計でもご覧になれるようになりました。

ニューヨークの国連図書館は、記名投票記録を含むデータベースを備えています。このデータベースは、図書館が作成する3つの資料、すなわち総会議事インデックスに掲載される票決表、および、UNBISnetとCD-ROM版UNBIS Plusの両方に掲載される票決情報の作成に用いられています。

総会の主要委員会でも投票が行われます。これに関する情報は暫定的なものですが、票決プロセスを逐一フォローしている方々には有用となりえます。委員会での票決情報は、当該委員会の会合記録のほか、委員会がそれぞれ割り当てられた議事項目について本会議に提出する報告書でもご覧になれます。

プレスリリース

総会の各会合の模様は、プレスリリースの形で発表されますが、これは会合の閉会直後、文書記号GA/-の形で発行されます。プレスリリースは公式文書ではなく、総会での討論と行動をまとめたものです。ある会合で記名投票によって決議が採択された場合、プレスリリースの付属として非公式の票決情報が発表されます。

例:
1997年11月12日の第52回総会第49回本会議の非公式な要約を掲載するプレスリリースGA/9354/Rev.1からの抜粋。この会合では、決議案A/52/L.13が記名投票により決議52/11として採択されています。
(…)
この他、総会はきょう午後、国際原子力機関(IAEA)の活動に関する決議を記名投票により賛成151、反対1(朝鮮民主主義人民共和国)、棄権5(中国、ラオス人民民主共和国、レバノン、シリア、ベトナム)で採択しました(付属3)。
(…)

付属3

国際原子力機関報告に関する投票
 国際原子力機関(IAEA)報告に関する決議案(文書A/52/L.13)は記名投票により賛成151、反対1、棄権5で承認されました。

賛成:アルジェリア、アンドラ、アンゴラ、アルゼンチン、アルメニア、オーストラリア、オーストリア、アゼルバイジャン、バハマ、バーレーン、バングラデシュ、ベラルーシ、ベルギー、ベニン、ブータン、ボリビア、ボツワナ、ブラジル、ブルネイ・ダルサラーム、ブルガリア、ブルキナファソ、ブルンジ(…)

反対:朝鮮民主主義人民共和国

棄権:中国、ラオス人民民主共和国、レバノン、シリア、ベトナム

欠席:アフガニスタン、アルバニア、アンチグア・バーブーダ、バルバドス、ベリーズ、カンボジア、コモロ、コンゴ民主共和国、ドミニカ、赤道ギニア、ガボン、ギニアビサウ、ニカラグア、パラオ、ルワンダ、セントキッツ・ネイビス、セーシェル、タジキスタン、ウガンダ、ウズベキスタン、ジンバブエ
(…)

1995年以降のプレスリリースの全文は、UNニュースセンターでご覧になれます。

会合記録に含まれる正式な票決情報が投票の要約だけであるような場合には、プレスリリースが、例えば決議に反対票を投じた国と棄権した国を掲載することで、投票行動をより明らかにすることもあります。このような場合、プレスリリースを参照すれば、追加的情報を得ることができます。

プレスリリース集

第13回総会(1958-1959年)から第54回総会(1999-2000年)まで、総会決議はまず、採択された通常総会、特別総会、緊急特別総会ごとに発行されるプレスリリースに編纂されていました。これらプレスリリース集は、決議全文に対するアクセスを提供するだけでなく、記名投票によって採択された決議に関する非公式の票決情報も掲載しています。

公式記録

プレスリリースは票決情報を素早く提供できますが、これらは非公式なものであることに常に留意すべきです。公式の票決情報をお知りになりたい方は、総会の会合記録を調べる必要があります。

例:
1997年11月12日(水曜日)午後3時の第52回総会第49回本会議の公式記録(A/52/PV.49)からの抜粋
(…)
議長:これから決議案A/52/L.13を全体として投票にかけることとします。
 記名投票による投票記録作成が要請された。
 記名投票が行われた。

賛成:
アルジェリア、アンドラ、アンゴラ、アルゼンチン、アルメニア、オーストラリア、オーストリア、アゼルバイジャン、バハマ、バーレーン、バングラデシュ、ベラルーシ、ベルギー、ベニン、ブータン、ボリビア、ボツワナ、ブラジル、ブルネイ・ダルサラーム、ブルガリア、ブルキナファソ、ブルンジ(…)

反対:
朝鮮民主主義人民共和国

棄権:
中国、ラオス人民主共和国、レバノン、シリア・アラブ共和国、ベトナム
 決議案A/52/L.13は全体として賛成151、反対1、棄権5で採択された(決議52/11)。
[ニカラグアとウガンダは決議採択後、賛成票を投じる意志があったことを事務局に通知した。]

議長:それでは、投票理由の説明を希望する代表の方々を募ります。各国代表の説明時間は10分間に限らせていただきます。発言は各自の席からお願いします。
(…)

総会の会合における発言と行動については、議事報告書(文書記号に接尾語「/PV」が付く)が作成されます。総会の会合記録について詳しくは、このリサーチガイドでお知りになることができます。

会期累計

第54回総会以降について、公式票決情報は総会決議会期累計でご覧になることもできます。

例:
「第54回総会で採択された決議と決定」(A/54/49, Vol. I, GAOR, 54th session, Supplement No. 49)の付属2(決議ごとの投票記録)からの抜粋
決議54/26[=国際原子力機関報告書]

賛成:
アルジェリア、アンドラ、アンゴラ、アルゼンチン、アルメニア、オーストラリア、オーストリア、バーレーン、バングラデシュ、ベラルーシ、ベルギー、ブータン、ボツワナ、ブラジル、ブルネイ・ダルサラーム、ブルガリア、ブルキナファソ(…)

反対:
朝鮮民主主義人民共和国

棄権:
ベニン、ラオス人民民主共和国、レバノン、シリア・アラブ共和国、タンザニア連合共和国、ベトナム

 

現在の決議リスト

第57回総会が採択した決議の投票記録の検索に不可欠なツールである決議リストは、このリサーチガイドに含まれています。このリストは、記名投票によって採択された決議を明らかにし、投票記録(非公式記録と公式記録の双方)が掲載されている資料を紹介するものです。

議事インデックス

1975年以降については、総会議事インデックスに掲載されている票決表が、所定の会期で行われた投票の概略を示しています。この表を利用する方々は、1983年から情報の集計方法が変更されていることに留意しなければなりません。

1975年(第30回総会)から1982年(第37回総会)まで、票決情報は会合記録から抜粋されていたため、その中には票決後に提出された修正も含まれています。

  • Y:賛成
  • N:反対
  • A:棄権
  • (Y):票決後に賛成の意志を事務局に通知
  • (N):票決後に反対の意志を事務局に通知
  • (A):票決後に棄権の意志を事務局に通知
  • 空白は投票記録なし

1983年(第38回総会)以降、票決表は総会会議場の投票機によって送信された電子データに基づいて作成されています。このため、票決後に提出された修正は含まれていません。この情報をお知りになりたい方は、会合記録を参照してください。

UNBISnet

ダグ・ハマーショルド図書館の国連文書オンライン・インデックスUNBISnetには、投票記録(Voting Records)データベースが搭載されています。ここでは1983年(第38回総会)以降に票決なしで、あるいは記名投票によって採択された総会決議に関する票決情報をご覧になれます。このデータベースはキーワードあるいは決議記号によって検索可能です。提供される情報は総会会議場の投票機から得られたものであるため、この時期の印刷版票決表を利用する際と同じ注意が必要です。つまり、票決後の修正は反映されていないため、これを調べるためには会合記録を参照しなければなりません。

データベースでは、票決情報が以下のように示されています。

  • Y=賛成
  • N=反対
  • A=棄権
  • 空白=不参加
  • 9=参加資格なし

(最後の数字9は、拠出金の滞納額が直前の2年間に支払うべき拠出金総額以上となったために、国連憲章第19条によって総会での投票権を失った国を指します。)

例:
UNBISnetの投票記録データベースにある総会決議52/11に関する投票記録からの抜粋
国連文書記号 国連文書記号 A/RES/52/11
タイトル 国際原子力機関報告書:決議/総会により採択
投票日 1997年11月12日
関連文書 A/52/L.13およびAdd. 1
投票方式 記名投票
投票の要約 賛成:151、反対:1、棄権:5、投票不参加:28、投票権数:185
投票の詳細 アフガニスタン
アルバニア
Y アルジェリア
Y アンドラ
Y アンゴラ
アンチグア・バーブーダ
Y アルゼンチン
Y アルメニア
Y オーストラリア
Y アゼルバイジャン
Y バハマ
Y バーレーン
Y バングラデシュ
バルバドス
Y ベラルーシ
Y ベルギー
ベリーズ
Y ベニン
Y ブータン
Y ボリビア
9 ボスニア・ヘルツェゴビナ
(…)

 

CD-ROM版UNBIS Plus

ダグ・ハマーショルド図書館とチャドウィック・ヒーリー社との共同制作によるCD-ROM版UNBIS Plusは、UNBISnetに含まれるものと同じ情報を記録していますが、検索能力に優れています。このCD-ROMにより、特定の会期、議事項目番号、キーワード、国およびデータ、あるいは、上記の何らかの組合せに照準を絞った高度な検索が可能になります。

例:
第50回総会で採択された人権問題関連決議に関するノルウェーの投票記録、CD-ROM版UNBIS Plusに搭載される票決情報データベースからの抜粋
UNBIS Plus on CD-ROM
Copyright (c) 1995-1998 Chadwyck-Healey Inc.
Data copyright (c) 1995-1998 United Nations

A/RES/50/29A
イスラエルの行動を調査するための特別委員会報告書
賛成-69、反対-2、棄権-80、不参加-34
計-185
ノルウェー-棄権

A/RES/50/29B
イスラエルの行動を調査するための特別委員会報告書
賛成-147、反対-2、棄権-4、不参加-32
計-185
ノルウェー-賛成

A/RES/50/29C
イスラエルの行動を調査するための特別委員会報告書
賛成-144、反対-2、棄権-7、不参加-32
計-185
ノルウェー-賛成

A/RES/50/29D
イスラエルの行動を調査するための特別委員会報告書
賛成-139、反対-1、棄権-13、不参加-32
計-185
ノルウェー-賛成

A/RES/50/138
人権侵害の手段としての傭兵の使用
賛成-106、反対-18、棄権-31、不参加-30
計-185
ノルウェー-反対

A/RES/50/188
イラン・イスラム共和国における人権
賛成-78、反対-27、棄権-58、不参加-22
計-185
ノルウェー-賛成
(…)