Intenational Year of the POTATO 2008
IYPについてなぜポテトなのかこれまでの経緯IYPのコンセプトIYPロゴ  
なぜポテトなのか

ポテト

「国際ポテト年(IYP)」を祝うことで、飢餓、貧困、環境破壊などのグローバルな問題に取り組むに上でポテト、さらには農業全般が果たす重要な役割への認識が高まります。

今後20年の間に、世界人口は年平均で1億人を超える増加を遂げるものと見られます。こうした増加分のうち95%以上を占めることになる開発途上諸国では、土地と水資源がすでに大きな圧力を受けています。よって、今後の世代の食糧安全保障を確保しつつ、私たちすべてに欠かせない天然資源基盤を守っていくことは、国際社会にとって大きな課題となります。このような課題に取り組む上で、ポテトは重要な役割を担うことになります。

世界に広がるポテト栽培

ポテトは約8,000年も前から、アンデス地方で消費されてきました。16世紀にスペイン人がヨーロッパに持ち込んだポテトは、瞬く間に全世界に広まりました。ポテトは今日、中国の雲南高原やインドの亜熱帯低地から、赤道直下のジャワ島高地、さらにはウクライナの大草原に至るまで、およそ19万5,000平方キロメートル(7万5,000平方マイル[I&A1])の面積で栽培されています。見かけは粗末なポテトも、収穫で見れば世界第4位の食用作物であり、2006年の生産量は約3億1,500万トン(約3億4,700万米トン)に達しました。また、その半分以上は開発途上国で収穫されています。

ポテトは貧者の味方

貧困と飢えに苦しむ人々に栄養豊富な食糧を供給する戦略を立てる際には、ポテトを中心的な要素とすべきです。開発途上国で多く見られるように、土地が少なく労働力が豊富な場所では、ポテトが理想的な作物となります。他のどの主要作物と比べても、ポテトはより狭い土地とより厳しい気象条件で、より栄養豊富な食糧をより速く作り出すことができます。食用部分の割合を見ても、穀物の50%程度に対し、ポテトは最大で85%と高くなっています。

ポテトはヘルシー

炭水化物を豊富に含むポテトは、格好のエネルギー源といえます。根茎作物の中でも、タンパク質成分が最も多い(生体重ベースで約2.1%)だけでなく、その質もかなり高く、人間のニーズに適したアミノ酸組成を備えています。また、ビタミンCも豊富で、Mサイズのポテト1個で一日あたり推奨摂取量の約半分が賄えるほか、カリウム成分も一日あたり推奨摂取量の5分の1に及んでいます。

伸びるポテト需要

世界のポテト生産量は過去10年間、年平均で4.5%の増加を遂げており、アジアをはじめとする開発途上国では、他の多くの主要食用作物を上回る増大を見せています。ポテトの消費量は、ヨーロッパでこそ減少してはいるものの、開発途上国では増加の一途をたどり、1961~63年の一人あたり10キログラム(22ポンド)未満から、2003年にはほぼ22キログラム(48.5ポンド)に達しました。開発途上国での消費量はまだヨーロッパの4分の1にも満たないものの、今後さらに急激な増加が見られることは間違いありません。

 
COPYRIGHT© UNIC ALL RIGHTS RESERVED.