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(広報資料―公式文書ではありません)
記事資料 99/159
1999年9月2日
国際連合
総会
A/53/948
配布:一般
1999年5月10日
原文:英語
第53会期
議題30
国連改革:措置と提案
国連ミレニアム総会(千年紀総会):
ミレニアムサミットのためのテーマ枠組
事務総長報告
I.序論
- 1998年12月17日、総会は、国連の再生:改革に向けたプログラムに関する事務総長報告(A/51/950およびAdd.1-7)、ならびに、ミレニアム総会、国連システム(特別委員会)およびミレニアムフォーラムに関する事務総長覚書(A/52/850)を検討し、国連ミレニアム総会に関する決議53/202を採択した。同決議の採択に当たり、総会はその第55会期を「国連ミレニアム総会」とし、これと不可分の一体をなすものとして、総会が第53再開会期で設定する数日の期間、国連ミレニアムサミットを招集する旨決定した。
- 同決議において、事務総長はとりわけ、「加盟国、専門機関のメンバーおよびオブザーバーからの見解を求め、かつ政府間協議の過程を経た上で、ある全般的なテーマの文脈においてミレニアムサミットの焦点を絞ることができるような多くの将来をみつめた幅広い関連議題を提案し、総会の第53再開会期での検討を求める」よう要請された。事務総長はさらに、「その提案を提出する前に、非政府組織と適宜、協議を行う」ことも要請された。
- 1998年12月3日、1999年2月18日、1999年3月22日および1999年4月23日、総会議長は開放型非公式全体協議を招集し、ミレニアム総会の問題に関する討議を行った。この協議において、加盟国はとりわけ、ミレニアムサミットのテーマ内容を検討した。
- 本件報告は、ミレニアムサミットのテーマ枠組に関する政府間協議をさらに促進するために提出されるものである。これまで、政府間協議過程の文脈において表明されたアプローチおよびアイデアに基づき、本件報告には、ミレニアムサミットの全体的テーマと個々の検討事項に関する提案が含まれている。
II.協議の進め方
- 事務総長は特に、5回以上にわたり総会の非公式全体協議の議長を務めた総会議長、および、テーマ枠組その他の問題に関する加盟国の見解を明らかにさせるために非公式協議を行った同人の2人の促進役に対し、謝意を表するものである。事務総長はこれらの協議のおかげで、決議53/202で要求されたとおり、ミレニアムサミットの全体的テーマと個々の検討事項に関する加盟国、専門機関メンバーおよびオブザーバーの見解を入手することができた。非政府組織の見解は、ミレニアムフォーラム執行委員会および非政府組織会議を通じて求められた。この問題はまた、国連本部において、上級管理グループとも討議されてきた。加えて、行政調整委員会は国連システムが直面する大きな変革について考える会合を1999年4月9日から10日にかけてジュネーブで開催した。
III.ミレニアムサミットのテーマ枠組
- 開放型非公式全体協議で行われた討議では、この問題に関して総会がどのような決定を行うかに関係なく、サミットのテーマは、決議53/303に定められたとおり、「新時代における国連を活性化するビジョンを明示、確認」し、「21世紀の挑戦に応えられるように国連の役割を強化する機会を提供する」ものとすべきであることが強調された。この文脈において、以下の全体的テーマに言及がなされた。
- 21世紀における国連の役割と機能
- 地球社会に向けて:21世紀において国連が果たすべき任務
- グローバル化の時代における多国間主義に対する新たな挑戦
- 21世紀における国際協力と国連の役割
- グローバル化の下で人類の平和と持続可能な開発を促進する上での国連の役割
- 全般的なテーマの中で、あるいは、別個のテーマとして、以下も提案された。
- 予防的措置、平和維持・人道活動および平和建設活動、ならびに、その間の連携を含む措置を講じることにより、国際社会の紛争処理能力を強化すること
- 国連システム、地域機関および非政府組織間の協力メカニズムのあり方
- 平和、国際の安全および紛争の解決
- 軍縮
- 通常兵器と核軍縮
- 開発協力と貧困の撲滅
- 貧困撲滅を含む開発
- 開発融資
- 持続可能な開発
- グローバル化とその影響
- グローバル化の文脈における貧困撲滅
- グローバル化の文脈における人間の安全保障
- 人権
- 社会開発と人権
- 国連システムの構造変化と能力向上
- 地域主義と多国間主義
- 国連と市民社会との関係
- 総会の機能強化: 総会事業のための新たな取り決め
- 21世紀における国際協力と国連の役割
- また、提案されたテーマは互いに効果的に関連し合っており、したがって、特定のテーマのある側面は別の議題を討議する際にも考慮すべきであるとの見解も繰り返し表明された。とくに、選ばれたテーマは開発と平和・安全保障との関係を強調し、開発と平和の促進と新しい国際政治経済秩序の樹立に対する共通の願望を反映させるものでなければならないと考えられた。
IV.勧告
- 決議53/202が採択されてから本報告の作成までの間に、加盟国は、決議に規定されたミレニアム・サミットのテーマと議題に関してその見解を表明してきた。ミレニアム総会のテーマの内容に関して現在政府間の協議が進められているが、この段階でサミットのテーマと議題に関する勧告を提出し、討議をより活発にさせることは価値あることであると事務総長は考える。
- 事務総長はミレニアム・サミットの全体的なテーマと議題として以下を提案したい。
全体的テーマ:「21世紀における国際連合」
議題:
- 軍縮も含む、平和と安全保障
- 貧困撲滅も含む、開発
- 人権
- 国連の強化
V.結論
- 以上述べた提案は二つの確信から生まれたものである。第一に、この3回目の千年紀は、その加盟国および活動範囲から見て唯一のグローバルな機関に対し、将来直面するであろう挑戦を明確にし、このユニークな機関の能力を向上させ、かつ強化するために独創的な考えを交換するにふさわしい時宜を得た機会を提供するものである、というこである。第二に、ミレニアム・サミットは単に祝い事に終わることはないであろう、ということである。サミットは、国連憲章に謳われた目的と原則に対する道徳的コミットメントを再度確認し、世界の人民がますます要求するようになった国際協力と連帯のための、新たな政治的弾みをいっそう強める機会を提供するものでなければならない。
(mh)
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