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国際防災の日(10月13日)事務総長メッセージ

プレスリリース 11-062-J 2011年10月13日

災害が起こるたび、自然が非難されることがよくあります。人間の活動がリスクを高め、ハザード(災害原因事象)を大災害に導いているとはあまり考えられていません。

災害に対する脆弱性は、災害に対する耐性や回復力よりも急速に拡大しています。私たちはこの一年間、壊滅的な洪水や地震、津波、干ばつを目の当たりにしてきました。

原子力の安全性や複合的なテクノロジー関連のハザードがさらなる緊急事態を招いています。

このような状況でも、世界には洪水やサイクロンからのリスクをいかに軽減できるかを示した国があり、これは歓迎すべきニュースです。早期警報やその他の対策への投資は、良い結果を生み出しています。

しかしながら、技術的災害による経済的負担は、まだ増加し続けています。リスク軽減のための投資を主張していくことは、困難な取り組みとなるかもしれません。それでも、より多く費やすより、より賢く費やすことで得るものの方が、ずっと多くあるはずです。

今年の国際防災の日を迎えるにあたり、子どもと若者たちの果たす重要な役割を評価したいと思います。

ネパールをはじめ多くの国において、子どもたちは学校で、家や建物の安全性についての基本を学んでいます。

災害リスク軽減と気候変動への適応のために、キューバで子どもたちと共に行われている活動は、今では世界の他の場所でも見習われています。

ごく最近では、600人以上のアフリカ、アジアおよびラテン・アメリカの少年少女たちが、災害リスク軽減のための子ども憲章を作成しました。

彼らのメッセージは明確です。「災害リスク軽減は、誰にとっても日常の関心事であるべきです」。

より安全な明日のために、私たち全員が今日、投資しようではありませんか。

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