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衛生処理過程と廃水処理をテーマとする「世界トイレデー」記念行事を国連本部で開催

2017年12月07日

フランス赤十字社は、ハイチの首都ポルトープランスのオートミカ・ダイハツ仮設住宅で暮らす1万1,000人の国内避難民に水と衛生施設、トイレを提供しています©Photo:MINUSTAH

20171120アミーナ・モハメッド国連副事務総長は「世界トイレデー」の記念行事において「人々がトイレを利用でき、排せつ物が管理されている比較的豊かな国でも、廃水の処理と最終処分は完璧には程遠く、河川や沿岸部の汚染につながっていることがありますと述べました。

シンガポール国連常駐代表部、国連水関連機関調整委員会(UN-Water)、および国際商業会議所の共催で開かれたトイレと廃水に関するパネルディスカッションに参加したモハメッド副事務総長は「『私たちのうんちはどこに行くのか』(…)今年の世界トイレデーは、人々に衛生処理過程について考えてみるよう促すことを主眼としています」と発言しました。

毎年11月19日の世界トイレデーには、安全な衛生施設の重要性に対する意識を高めるための記念行事が開かれます。

自分で望んだわけではなく、そうせざるを得ないという理由で、世界で9億人近くが屋外排せつをしています、とモハメッド副事務総長は述べています。

副事務総長は「どこで暮らそうとも、安全できちんとしたトイレを使う権利は、私たち全員にあるのです」と語り、ハイチのサンミシェル・ドラテイユで最近、地域住民との間で行った対話でも、この点を強調したことを指摘しました。

2017年世界トイレデーの記念行事で発言するアミーナ・モハメッド副事務総長

副事務総長はまた、持続可能な開発のための2030アジェンダが、屋外排せつをなくし、安全に管理された衛生サービスへの普遍的アクセスと、廃水の安全な処理の実現に向けて取り組むことを求めていると付け加えました。

さらに、すべての人に「排せつ物は誰が処分しているのか」「作業員の労働条件はどうなっているのか」「使用後の生理用品はどこに行くのか」といった問題も考えるよう訴えました。

そして、糞便が環境を汚染し、危険な病気を蔓延させ、健康と子どもの生存に関する前進を台無しにすることを指摘しました。使い捨ての生理用品が、本来その処理を目的としていない固形廃棄物または廃水システムに紛れ込むことも多くあります。

トイレにはさまざまな種類があります。衛生処理システムの中には、その場で処理と安全な処分が可能なものもあれば、下水に接続されているものもあります。汲み取り式便所や浄化槽は定期的に汲み取り、廃棄物を処理施設に運ぶ必要があります。

副事務総長は、こうしたサービスを提供する作業員こそ「まさに公衆衛生を維持するヒーロー」だと述べました。

副事務総長は、廃水や糞便汚泥を処理し、安全に利用できる製品に変えたり、環境に戻したりする必要もあることを強調し、処理済みの廃水には、エネルギー源、栄養源、水源としての大きな潜在的利用価値があることを明らかにしました。

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