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コフィー・アナン国連事務総長、丹羽敏之氏をキャピタル・マスタープラン・プロジェクト執行部長に任命

プレスリリース 03/003-J 2003年02月10日

コフィー・アナン国連事務総長は2003年2月1日付で、「キャピタル・マスタープラン・プロジェクト」の発足を発表し、事務次長補レベルに相当するその常任執行部長(Executive Director)に丹羽敏之氏を任命しました。この発表は2002年12月20日の総会決議A/RES/57/292/Sec.IIの採択を受けて行われたものです。丹羽氏は過去3年間、「キャピタル・マスタープラン」および「見学者体験(Visitors’ Experience)」プロジェクトを担当してきました。
 
 事務総長の報告書A/57/285で概略を示したとおり、キャピタル・マスタープラン・プロジェクトは期間を限定された特定の任務をもった事業です。したがって、恒久的に一つの国連機関になるものではありませんが、十分な独立性と最大限の柔軟性を備えて活動することになっています。丹羽氏は引き続き、キャサリン・バーティニ管理担当事務次長を通じ、事務総長に報告責任を負うことになります。
 
 丹羽氏は1998年から、中央支援サービス担当事務次長補を務めてきました。丹羽氏はまた、国連本部の共通サービス担当執行調整官(Executive Coordinator for Common Services)の職も務めています。1990年から1997年にかけ、丹羽氏は国連開発計画(UNDP)の事務次長補のレベルで、総裁補兼財務管理局長(Assistant Administrator and Director, Bureau for Finance and Administration)のポストにも就いています。1994年、同氏は副総裁代行(Acting Associate Administrator)も務めました。
 
 1971年から1990年にかけ、丹羽氏はUNDPの各国事務所および本部で、さまざまなポストを歴任しました。1980~1983年にはイエメンで、1983~1988年にはネパールで、国連常駐調整官とUNDP常駐代表を、1988~1990年にはタイでUNDP地域代表を務めました。タイでは、タイ・カンボジア国境での「カンボジア国内避難民のための国連国境救済活動(UNBRO)」の責任者も務めています。
 
 UNDP着任まで、丹羽氏は民間企業に勤務していました。同氏は早稲田大学から経済学士号を、米国のフレッチャー法律・外交大学院(Fletcher School of Law and Diplomacy)から国際関係修士号を取得しています。丹羽氏は既婚で、子どもが4人います。