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世界情報社会サミット
World Summit on the Information Society (WSIS)
ジュネーブ2003 − チュニス2005
2. サミット:背景、準備、および成果
【背景】
世界情報社会サミットは、1998年ITU(国際電気通信連合)全権委員会議において、情報通信が政治的、社会的、文化的にますます重要な役割を果たすようになる一方で、情報を「持つもの」と「持たざるもの」との格差が拡大しつつあるという認識から、同会議のイニシアチブとして始まった。国連は開発のためにICTを育成する様々な国家事業や国際イニシアチブの間に協力体制を作る必要性を認め、ITUにサミット開催の主導的役割を委託する決議を採択した。
サミットは、すべての国による開発のための情報、知識、およびICTへのアクセスを推進するもので、2段階形式で行なわれる。第1段階が2003年ジュネーブ、第2段階が2005年チュニジアで開催予定のサミットは、コフィー・アナン国連事務総長の強力な支援のもとで召集される。
世界情報社会サミットの準備、組織づくり、および開催作業にあたって、国連システムのためのハイ・レベルサミット組織委員会(HLSOC)が設立された。HLSOCは国連事務総長の代表と以下の国連諸機関の執行責任者で構成される。
FAO(国連食糧農業機関)、IAEA(国際原子力機関)、ICAO(国際民間航空機関)、ILO(国際労働機関)、IMO(国際海事機関)、ITU(国際電気通信連合)、UNCTAD(国連貿易開発会議)、UNDP(国連開発計画)、UNEP(国連環境計画)、UNESCO(国連教育科学文化機関)、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、UNIDO(国連工業開発機関)、UPU(万国郵便連合)、WHO(世界保健機関)、WIPO(世界知的所有権機関)、WMO(世界気象機関)。
また、WTO(世界貿易機関)事務局長、UNITAR(国連訓練調査研究所)事務局長、各地域の経済委員会の事務局長、および世界銀行総裁もメンバーとなっている。ITU事務局長がHLSOC議長を務める。
【成果】
サミットは、人々や国々のつながりがかつてないほど強いこの時代に、全世界が共通の未来を熟考し、論議し、形作るためのまたとない機会を提供する。サミットで期待される成果は、多様な利害を十分考慮しながら、情報社会の目標を達成するための政治的意志の明確な表明と具体的行動計画を策定することである。この意欲的なプロジェクトの範囲と性質から、公的機関と民間機関とのパートナーシップが必要であり、今後数カ月間このようなパートナーシップ設立を積極的に目指す。
【準備過程】
ジュネーブで開催されるサミット第1段階(2003年12月10-12日)は、事前会議、関係パートナーがすでに持っている行動計画、およびサミット準備委員会(PREPCOMs)の内容を含む多彩なインプットの成果である。個々の問題を検討するため、テーマ別会議や専門会議が組織される。地域特有の問題、ニーズ、優先課題などに対処するために、地域会議が組織される。PREPCOMsには各国政府代表と、国連諸機関、民間部門、市民社会、およびNGOを含む関係者代表が参加する。
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