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(広報資料)

記事資料02/091-J
20021010

ファクトシート:ミレニアム開発目標

2015年までに達成すべきミレニアム開発目標

極端な貧困と飢餓を半減させること
 11ドル未満で暮らす人々は、依然として12億人に上っています。しかし、世界人口の60%以上を抱える43カ国はすでに、2015年までに飢餓を半減させるという目標を達成したか、その達成のめどを立てています。

初等教育の完全普及を達成すること
 11,300万人の子どもたちが学校に通っていませんが、この目標は達成できる範囲内にあります。例えば、インドでは2005年までに、95%の子どもが学校に通えるようになる見込みです。

女性のエンパワーメントを図り、男女の平等を促進すること
 世界の非識字人口の3分の2は女性であるほか、難民の80%は女性と子どもで占められています。1997年のマイクロクレジット・サミット以降には進展が見られ、2000年だけでも、ほぼ1,900万人の女性が支援とエンパワーメントの対象となっています。

5歳未満の死亡率を3分の2低下させること
 毎年、1,100万人の幼児が命を失っていますが、その数は1980年の1,500万人よりも下がっています。

妊産婦死亡率を4分の3低下させること
 開発途上地域では、出産時に死亡する確率が48件に1件となっています。しかし、事実上すべての国々が安全出産プログラムを備えており、前進の態勢は整っています。

HIV/エイズとマラリアをはじめとする致死病の蔓延を逆転させること
 これらの病気は、一世代分の開発の前進を消し去りました。ブラジル、セネガル、タイ、ウガンダなどの国々は、HIVの蔓延を直ちに食い止められることを立証しています。

環境の持続可能性を確保すること
 10億人を超える人々は依然として、安全な飲料水を利用できませんが、1990年代には、ほぼ10億人が安全な水を利用できるようになったほか、衛生設備を利用できるようになった人々も10億人に達しています。

援助、貿易および債務救済の目標を伴った開発のためのグローバル・パートナーシップを構築すること
 債務返済の支出が社会サービス支出を上回る開発途上国があまりにも多くなっています。しかし、2002年前半に行われた新規援助の誓約だけでも、2006年までに年間120億ドルの追加が見込めます。

 

 20009月の国連ミレニアム・サミットで、世界の指導者たちは、貧困、飢餓、病気、非識字、環境破壊および女性差別と闘うため、期限付きの測定可能な一連の目標と目標値に合意しました。グローバルな課題の中心に据えられたこれら目標は、今では「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals = MDG)」と呼ばれています。同サミットでのミレニアム宣言もまた、人権、よい統治および民主主義をさらに重視しながら、合意された今後の進むべき道のりを示しました。

 今年、メキシコのモントレーで開催された国際開発資金会議では、先進国、途上国双方の指導者が、これらの誓約に見合った資源と行動を提示し始め、開発途上国による持続的な政治・経済改革に応じて、先進国が援助、貿易、債務救済および投資の形で直接的支援を提供するというグローバル取り決めが緒に就きました。

 MDGは、国連システム全体が共通の目標に向け、一致団結して取り組むための枠組みを提供するものです。UNDPのグローバルな開発ネットワークは、国連開発グループ(UNDG)を構成するその他の機関と協力しながら、これらの取組みを中心となって進めています。事実上、あらゆる開発途上国で実地に活動するUNDPは、変革を唱道し、各国を知識および資源と結びつけ、各国レベルでのさらに幅広い国連の取組みの調整を助ける上で、独特の立場にあります。

 世界はMDGに向けて前進してはいますが、その足取りは一様でなく、また、あまりにも遅いものです。大多数の国々は、唱道、専門知識、資源など、外部から多くの支援を受けなければ、MDGを達成できないでしょう。先進地域・途上地域を問わず、国際社会にとっての課題は、資金援助と政治的意志を動員すること、政府を再び関与させること、開発の優先課題と政策の方向転換を図ること、能力を建設すること、および、市民社会と民間セクターのパートナーに手を差し伸べることにあります。

 国連のコフィー・アナン事務総長はUNDPのマーク・マロック・ブラウン総裁に対し、UNDG議長として、MDGキャンペーンおよび各国レベルでの監視活動を調整するよう要請しました。このことはUNDPにとって、4つの重要な側面での活動を意味します。

各国の優先課題を支援する実務的援助:UNDPUNDGを通じ、各国が明らかにした優先課題に応じて、国内レベルでの国連システムの活動の全側面にMDGを組み込む手助けを行っています。UNDP自体の職員は、その他国連機関の職員、および、着実な拡大を続けるパートナーの輪との関係を深めながら、開発途上国が目標達成に到る自らの道のりを描く上で、政策とプログラムの立案、能力建設および革新的措置のテストを行うための実務的な助言と援助をこれらの国々に提供しています。

 私たちとしては、貧困の削減、民主的統治、危機防止と復興、エネルギーと環境、情報通信技術、および、HIV/エイズの諸課題に関する各国による解決策の構築と共有を助けることに主眼を置いています。

監視:UNDPは国連システムのその他機関、OECDDAC、ならびに、多くの場合は世界銀行および国際通貨基金とも協力し、各開発途上国に関するMDG報告の作成を支援しています。各国政府、民間セクターおよび市民社会の協力の産物であることが多くなっているこれらの報告は、各国について目標達成のめどがついているのはどの点か、どの点で緊急な取組みが必要とされているか、および、どれだけの資金が費やされたかを明示するものです。すでに9件のMDG報告が完成し、2002年末までにさらに約40件が作成予定であるほか、2004年末までには、ほとんどすべての開発途上国が初回の報告を作成する見込みです。これらの国別報告書は、国連事務総長のミレニアム目標に関するグローバルな報告を補完し、かつ、その基礎となる情報を提供するものとなります。第1回の事務総長報告は、20029月に発表予定です。

研究の指導役:UNDPは「国連ミレニアム研究プロジェクト(United Nations Millennium Research Project)」の立上げを行っているところです。このプロジェクトは、先進国および途上国の学識者のネットワークを動員し、国連システム内部の専門家と協力してもらうことで、新たな研究とアイデアをもたらすものとなります。MDGに関する事務総長特別顧問を務めるジェフリー・サックス教授を長とするこのグローバルな取組みは、各国がすべての目標を達成するための政策、能力の拡充、必要とされる投資およびその資金調達という点で、何が必要かを見極める一助となります。

唱道:UNDPは国連システムおよび国際・市民社会パートナーと協力しながら、各国の戦略と各国のニーズに基づき、国内における唱道と啓発を図る一連の「ミレニアム・キャンペーン」を推進しています。先進国でのキャンペーンは、MDGの達成に必要な開発援助、貿易、債務救済、技術およびその他の支援を後押しする手段として、世論の啓発と喚起を主眼としています。開発途上地域では行動に向けた連合を構築するとともに、政府が優先課題(予算上の優先課題を含む)を設定し、より効果的に資源を利用する手助けを行うことが狙いとなっています。

 

Q&A:ミレニアム開発目標

MDGとは何ですか。

2015年までにMDGを達成するめどはついていますか。

MDGは達成できるものなのですか。

MDGには経済性があるのですか。

資金不足は解消できるのですか。

政府開発援助(ODA)と債務救済は状況を変えることができるのですか。

援助よりも貿易が重要ではないのですか。

各国には、追加的資金を取り扱うのに十分な能力があるのですか。

ミレニアム開発目標国別報告(MDGR)とは何ですか。

なぜグローバルなMDGキャンペーンを行うのですか。

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