ヨハネスブルクへの道

 ヨハネスブルク・サミットの準備はもう始まっています。政府および他の組織との一連の国内、小地域、地域およびグローバル協議では、参加プロセスを通じ、検討事項の合意が図られます。

国内での準備

 多くの加盟国は、持続可能な開発の達成におけるその成功と課題を再検討し、進捗状況のアセスメントにおいてその見解を提示するため、自ら国内準備委員会を招集しています。国連は国内アセスメントと国別プロファイルの作成を援助していますが、これらは、サミット以前、および、サミット期間中の審議のたたき台として用いられています。

|環境保全|エネルギーの効率的輸送|汚染の削減|開発途上国への民間投資|砂漠化の逆転|

健康と環境

 世界保健機関(WHO)の推計によれば、劣悪な環境は今日の世界で予防可能なあらゆる病気の25%を引き起こしています。過去10年間に、環境関連の病気は人間の健康にとって深刻かつ差し迫った脅威であることが明らかになりました。先進地域ではしばしば当たり前と思われているようないくつかの措置でも、開発途上地域に暮らす数十億人の健康を大きく改善することができます。具体的には、安全な飲み水に対するアクセスの改善、基礎的な衛生設備とゴミ処理技術の拡大、および、都市部における大気汚染への対策があげられます。

淡水

 安全な飲み水は人間の最も基本的なニーズですが、5人に1人はこれを手に入れることができないのです。同時に、人間による水の需要増大と用途の競合は、水資源に対する圧力を着実に強めています。この2つの問題を解決するためには、投資の増大と官民双方による革新的な技術的解決策が必要となるでしょう。

|鉱山の復旧|能力建設|大気の浄化|企業の社会的責任|教育|技術革新|

 国連はまた、各国に対し、持続可能な開発の問題に対する世論の認識を高めるため、幅広いイニシアチブを奨励しています。具体的には、子供向けのアジェンダ21ポスター・コンクール、持続可能な開発のためのビジョンに関する作文コンクール、および、「持続可能な開発を促進する101の方法」を開発するプロセスがあげられます。

地域での準備

 世界の各地域(アフリカ、アジア太平洋、ヨーロッパ・北米、ラテンアメリカ・カリブ海および西アジア)では、2001年後半に政府間の小地域および地域準備委員会(通称プレップコム)が開かれています。これらプレップコムは、各地域がこの10年間に直面した持続可能な開発関連の主要な課題、機会および制約を評価し、将来の優先課題、新たなイニシアチブ、および、今後の進歩に必要な誓約を明らかにしています。地域プレップコムの報告は、2002年前半に開催されるグローバル・プレップコム会合に提出されることになっています。

 主要グループの代表は、あらゆる部門の指導者が地域的評価のためにその意見と専門知識を持ち寄る利害関係者間対話プロセスを通じ、これらの討議に欠かせない役割を演じています。

 加えて、2001年半ばには、持続可能な開発に関する有識者による一連の地域懇談会が開かれました。地域およびヨハネスブルク・サミットで議題となる持続可能な開発の主要問題に関する各懇談会の報告は、サミットのウェブサイトで閲覧できます。

「私達は、グローバル化をすべての人々の生活改善にとってよりプラスの力とすることに資するシステム、一連の規則、あるいは、枠組みを作り上げる必要があります。この新たな環境は、公平性を促進するとともに、特に金融、能力建設、技術移転、債務救済および貿易の分野における国際協力の拡充を伴わなければなりません。」

−ニティン・デサイ
 国連経済社会問題担当事務次長

 

グローバルな準備

 ヨハネスブルク・サミットの議題を準備し、その成果についての合意を作り上げるため、グローバル準備委員会(プレップコム)は2001年から2002年にかけ、4回の会合を開きます。プレップコムの最終会合は閣僚レベルで、2002527日から67日にかけ、インドネシアで開催予定です。財界とNGOの指導者を含め、各主要グループの代表もこれら会合に参加します。国連持続可能開発委員会第10会期(通称CSD10)は、ヨハネスブルク・サミットのグローバル準備委員会の役割を務めています。

 準備プロセスについて詳しくは、国連のサミット公式ウェブサイト(www.johannesburgsummit.org)をご覧下さい。行事日程については、本冊子裏表紙の内側のページをご覧下さい。