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国連を正しく知るために

  • 平和、開発、人権/人道、環境、民主主義の促進、テロリズムとの闘いなど、グローバルな諸課題に取り組む国連は、世界中の国々、世界中の人々のために活動しています。しかし、財政的な問題のためにその力を十分に発揮することができていません。2012年10月5日現在、加盟国の分担金の滞納は約8億5,500万ドルにのぼっています。

  • 分担金の滞納額が最も大きいのは、国連職員の数が加盟国中最大である米国です。2012年10月5日現在、米国の滞納額は7億4,400万ドルにのぼっています。

  • 2012年の国連通常予算は約25億7600万ドル、日本円で約2,318億円(1ドル=90円換算)です。この予算で、ニューヨーク、ジュネーブ、ナイロビ、ウィーンをはじめとする世界各地の国連事務所の運営をまかないます。この金額は、東京都世田谷区の平成25年度一般会計当初予算額である約2,423億円とほぼ同じです。

  • 国連は軍隊をもっていません。各国政府は、世界各地に展開する平和活動に、自国の兵士や、文民警察官、装備などを提供します。いつ、どこに平和活動を展開するかを決めるのは国連事務総長ではなく、安全保障理事会の理事国を務める15の国々です。(日本はこれまでに非常任理事国を最多の10回務めました。- 58-59年、66-67年、71-72年、75-76年、81-82年、87‐88年、92‐93年、97‐98年、2005-06、09-10 -)

  • 2012年12月31日現在、世界に展開する平和維持活動は14件。2012年7月1日から2013年6月30日にかけて、平和維持活動予算は、約73億3,000万ドル。ちなみに、SIPRIによれば、2011年の世界各国政府による軍事支出は約1兆7,380億ドル日本円にて約156兆4,200億円(1ドル=90円換算)です。

  • ニューヨークやジュネーブなど世界各地の国連事務局で働く国連職員は4万3,747人(2011年6月20日現在)です。ちなみに、2012年3月末現在、トヨタ自動車(単体)の従業員数は約6万9,148人です。

  • 2013年の国連通常予算分担率が大きい国は、米国(22.0%)、日本(10.833%)、ドイツ(7.141%)、フランス(5.593%)、イギリス(5.179%)、中国(5.148%)、イタリア(4.448%)、カナダ(2.984%)、スペイン(2.973%)、ブラジル(2.934%)です。

  • 平和と安全を維持するためにはリスクが伴います。1948年以来、国連平和維持活動に参加した約120ヶ国3,080人以上の平和維持兵が、その職務の遂行中に命を落としました。