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国連人権高等弁務官事務所出典「国連の基礎知識」

Office of the United Nations High Commissioner for Human Rights(OHCHR)

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国連人権高等弁務官は国連の人権活動に主要な責任を持ち、すべての人の市民的、文化的、経済的、政治的、社会的権利を促進かつ擁護する。人権高等弁務官事務所は、総会やその他の政策決定機関の要請を受けて報告書を作成し、調査研究を行う。各国政府、国際機関、地域機関、非政府組織と協力する。また、国連の人権機関が開催する各種会議の事務局も務める。2012―2013年度予算は4億4810万ドルであった。そのうちの1億5650万ドルは国連の通常予算から出され、残りの2億9160万ドルは任意の拠出金によるものであった。2013年12月31日現在の職員の数はおよそ1,069人で、4つの部局に分かれている。

  • 「人権条約部」は、10の人権条約機関と国連拷問犠牲者支援基金、現代的形態の奴隷制度任意基金、拷問等禁止条約選択的議定書特別基金を支援する。これらの独立した専門家機関や基金による文書やグラントの作成や提出を支援し、選択手続きの下にこれらの機関に提出された通報を処理し、条約機関の会議で採択された勧告や決定のフォローアップを行う。また、条約機関の勧告を実施できるように国民の能力を強化する。さらに、条約機関の1つ、拷問等防止小委員会のフィールド訪問を支援する。
  • 「人権理事会・特別手続き部」は、人権理事会とその「普遍的・定期的レビュー」プロセス、事実調査や調査機構を支援する。それには特別報告者、特別代表、テーマ別作業部会も含まれる。世界の人権侵害を記録し、犠牲者を保護し、かつ犠牲者の権利を保護することを目的とする。
  • 「調査・発展の権利部」は、国連システムの活動に人権が組み込まれるようにする。また、発展の権利が実現し、人権についての知識や理解が深まるようにする。「発展の権利に関する作業部会」をはじめ、人権理事会の任務のいくつかを支援する。
  • フィールド活動・技術協力部は、OHCHRの実施部門で、各地の人権事務所の活動を支援し、国家、地域、小地域のレベルで行われる人権問題に関するOHCHRの対話と活動を先導する。OHCHRの他の部門とともに、また国連パートナーや政府機関、国内の人権機関や市民団体との協力の下に、現場での活動を支援する。