人間の安全保障人が人らしく生きられるために~人間の安全保障  
 
 
>> HOME
>> 背景
>> 人間の安全保障に関するQ&A
>> これまでの取り組みから
>> メディアミッション


UN Photo/須藤尚俊
 
メディアミッション ホンジュラス 2007年7月
取り戻された自尊心


国連広報センターは2007年の7月、ホンジュラスを訪れました。国連、地元NGOの協力のもと実施されているマイクロクレジット(小額融資)などのプロジェクトを通して、貧しさ、家庭内暴力などで心に傷を負った女性たちが、人々に支えられながら自分の力で立ち上がってゆく姿を目にしました。

人間にとって失いかけた自尊心を取り戻す事がいかに大事か、ホンジュラスの人々の姿を通して教えられました。自尊心を取り戻した人たちは大きなエネルギーを得て自分の力で前に歩みます。

初めて電卓に触れ、その使い方から始まって、小規模ではありますが500ドル~1000ドルのローンを1、2年でしっかりと返済してゆく計算の仕方を学ぶ人々。

一人の女性は、以前はカゴに入る分だけのお弁当を作って売り歩いていました。この支援でテーブルとコンロを買い、「歩道の一角に露天を開き収入を増やすことができた、体力的にも楽になった、その収入で子どもの1人を学校に通わせることができた」と母親としての大きな満足と喜びを語っていました。

自分が人間として持っている権利を学び、と同時に責任を学び、彼女たちは一生懸命前向きに取り組んでいます。

現地ではNGOや、市民グループの人たちが何時間もかけて車を運転し、週何日も通って読み書きを指導したり、説明をしたり、質問に答えたり…そういった手助けを繰り返しているのです。支えている人たちのその努力も素晴らしいものです。人と人の助け合いは非常に大事だと思います。地域の安定そして最終的には国の安定を誰もが望みますが、それは人間の自立と前向きな姿勢によって造られてゆくのではないかと思います。

日本から参加したカメラマンの須藤さんが「人間の安全保障って難しい言葉だけれど、どんなことだろうか?それはつまり、人が人らしく生きられることではないか」とおっしゃったのがとても深く心に残りました。そしてその言葉がこの写真展にぴったりな表現だと感じ、タイトルに使わせていただくことになったのです。

チャンスを与えられると人は変わることができるのだと心から思います。人への投資、それはきっかけづくりをすることでもあるのですね。そうした支援はこれからもっと増えてくれたらいいと思います。


国際連合広報センター
所長 幸田シャーミン


△ ページTOP

 
     
COPYRIGHT ©2008 UNIC ALL RIGHTS RESERVED