国連の活動/報告

事務総長、ジェンダー・バランスに関する管理者の責任、呼びかけ

掲示:2008年4月28日(月) ニューヨーク|作成者:事務総長室 国連職員各位 事務総長に就任してからこれまで、私は平和維持や紛争解決、人権、マネジメントなどのあらゆる分野で、女性職員の活躍を目にしてきました。それだけに、事務局におけるジェンダー・バランスの達成という目標に向けた進展がほとんど見られないことが、残念でなりません。国連総会は何年も前から、あらゆるレベルでの男女間の就業格差是正を求めているにもかかわらず、その実現のめどは立っていません。それどころか、大きな不均衡があるという現状は統計にもはっきりと表れており、各年の変化を見ても、近い将来に男女の職員数を同数とするために必要な水準には遠く及んでいません。一例を挙げると、進展のペースが現状のままであるならば、P-5レベルでのジェンダー・バランス達成には2120年までかかってしまう計算になります。 このまま放っておくわけにはいきません。生活の場と同様、職場でも女性を対等なパートナーとして認めていく必要があります。女性は男性と等しく機会を享受するとともに、意思決定においても平等な役割を果たしていかねばなりません。この点において、国連は模範を示していくべきです。 このたび私は、各部局長ならびに所長全員に対して書簡を送り、その責任を改めて周知徹底させるとともに、ジェンダー・バランスの達成を優先課題とするよう要請しました。現在、各部局に女性担当フォーカル・ポイントを置くシステムを再活性化する策も講じているところであり、この機能の重要な機能に関する新たな強化委任事項については、近日中に発表する予定でいます。 しかし、ジェンダー・バランスのとれた事務局は、数合わせだけで出来上がるものではありません。組織の文化それ自体も転換していく必要があります。仕事と家庭のバランスや研修、キャリア・プランニングに関する課題にも取り組んでいかなくてはなりません。さらに、男女双方のためとなる、積極的で健康的な職場環境を作り上げる必要もあります。成果を結ぶためには、男女にかかわらず、あらゆるレベル、そしてあらゆる分野の管理者がこれを共通の使命としていかねばなりません。目標達成に向けて、管理者が確実に説明責任を果たすよう、職員全員に協力を求めます。 草々 潘基文(パン・ギムン)