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UNISPACE:宇宙を開発と救援のために出典「国連の基礎知識」

国連は宇宙空間の探査と平和利用に関する主要会議をこれまで3回開催した。すべてウィーンで開催された。最初の会議は1968年に開催され、宇宙研究と探査がもたらす具体的な恩恵と非宇宙国、とくに開発途上国がどの程度の恩恵を享受できるかについて検討した。第2回会議(UNISPACE‘82)は、すべての国がますます宇宙活動に関与するようになったことを反映し、宇宙科学技術の現状についての評価を行い、宇宙技術を開発のためにどのように応用できるかを検討した。また、国際宇宙協力のあり方についても討議した。第3回会議(UNISPACE III)は1999年に開かれ、各国がとるべき多様な行動の概要を示した。すなわち、グローバルな環境を保全し、かつ天然資源を管理すること、人間の安全保障と開発、福祉のために宇宙技術をより以上に利用すること、宇宙環境を保護すること、宇宙科学とその恩恵への開発途上国のアクセスを増大させること、とくに若い人々を対象にした訓練と教育の機会を拡大すること、などが求められた。UNISPACE IIIはまた、自然災害の軽減、救援、防災のためのグローバル・システムの実施、識字率向上のための教育計画の改善と人工衛星関連のインフラ整備、地球に近い宇宙物体に関連した活動の国際的な調整も求めた。

2004年、総会は、UNISPACE III勧告の実施状況の5年後の再検討を行った。総会が承認した行動計画は、持続可能な開発のためのグローバルな課題を支援するために、宇宙空間の利用におけるさらなる行動を求めた。

UNISPACE IIIの勧告は現在、各種のメカニズムによって実施されている。たとえば、その成果として、「国連防災緊急対応衛星情報プラットフォーム(UNSPIDER)」や「衛星航法システムに関する国際委員会」があげられる。