• プリント

国連民主主義基金出典「国連の基礎知識」

国連憲章は民主主義と民主主義的価値観の重要性を強調している。世界人権宣言とそれに続く多くの宣言、条約、規約はこれらの価値に対する国連のビジョンとコミットメントを表明している。「市民的、政治的権利に関する国際規約」では、とくに、締約国は選挙、表現の自由、結社と集会、その他の民主主義的原則について拘束力のある義務を負っている。

1990年代、世界のさまざまな地域で起こった変化によって、民主主義がこの10年の重要なテーマとなった。国連システムは、民主化のプロセスを支援して実際の援助活動を増大させた。1992年には国連事務局の中に選挙支援部が設けられ、2000年には、民主的統治が国連開発計画(UND)の開発協力計画の中心となった。

このプロセスを続けて、コフィー・アナン事務総長は、2005年7月、国連民主主義基金(UN Democracy Fund(UNDEF)(www.un.org/democracyfund)を創設した。その目的は、民主的な制度を強固、強化し、民主的統治を可能にするプロジェクトを支援し、それによって世界のすべての地に民主主義を実現することである。同時に、それを補完するものとして国連がこれまで行ってきた選挙、人権、市民社会の支援、多元的メディア、法の支配に関する活動を続ける。

民主主義基金は、単一のモデルの民主主義を推進することはしない。むしろ、2005年の「世界サミット」の成果文書に表明された見解を反映させた活動を進める。成果文書によると、「民主主義は、政治、経済、社会、文化制度や人生のあらゆる局面での完全な参加を決定するために人々が自由に表現した意思に基づく普遍的な価値である。」