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2004年12月のインド洋地震と津波出典「国連の基礎知識」

2004年12月26日、日曜日の早朝、マグニチュード9.0という巨大な地震がインドネシアのスマトラ北部の西海岸を襲った。それによって高さ10メートルの津波が発生し、時速800キロの速さでインド洋を横断した。

それは現代史でも未曾有の規模の津波であった。津波はインド、インドネシア、モルディブ、ミヤンマー、セイシェル、ソマリア、スリランカ、タイの海岸を破壊し、場所によっては2,000マイルも内陸部まで浸水した。遠く離れた南アフリカでも死者が出た。インドネシアだけで死者の半数以上を占めた。1年後の集計によると、12カ国で死者18万1,516人、行方不明者数4万9,936人であった。170万人以上の人々が住居を失い、食糧や飲料水、医薬品を必要とした人々の数は500万人から600万人にまで達した。

国連システムは、直ちに行動に移った。それぞれの被災国で国連の活動がすでに行われていたことから、大規模かつ迅速な国連の対応が可能となった。その結果、生存者は十分な食糧、住宅、治療を受けられ、それによって第二次災害、すなわち病気や飢餓の発生を食い止めることができた。2005年1月5日、9億7,700万ドルの緊急資金拠出アピールが行われた。これは、およそ40の国連機関やNGOが行っている広範な人道援助を続けるためのものであった。たとえば、農業、支援サービス、経済の復興とインフラ整備、教育、家族の住宅、地雷除去、治安、人権擁護と法の支配、それに飲料水や衛生施設などであった。