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持続可能な開発のための融資出典「国連の基礎知識」

1992年地球サミットでは、アジェンダ21の実施に必要な資金のほとんどはそれぞれの国の公的部門や民間部門から調達することで合意がみられた。しかし、開発途上国の持続可能な開発努力を支援し、かつグローバルな環境を保護するには新規の、さらなる外部資金が必要だと考えられた。

1991年に設置された地球環境ファシリティ(Global Environment Facility: GEF)(www.thegef.org/gef)は、グローバルな環境を保護し、地域社会において持続可能な生活を進める開発途上国のプロジェクトに融資する。これまで、165カ国の開発途上国や経済移行国の3,215件のプロジェクトに対して115億ドル以上の無償資金を提供し、同時に受益国政府や国際開発機関、民間産業、NGOから570億ドルの協調融資を生み出した。GEF基金は生物の多様性、気候変動、砂漠化防止、残留性有機汚染物質などに関する条約の目標達成を図るための主要な手段である。これらの目標に沿って、GEFプロジェクトは、生物の多様性の保存と持続可能な利用、全地球的な気候変動の取り組み、国際水路の汚染防止、オゾン層の破壊防止、土壌の劣化や干ばつとの闘い、ある種の残留性有機汚染物質の生産と使用の削減と廃止を目指している。こうしたプロジェクトはおもに国連開発計画、国連環境計画、世界銀行によって実施される。

以下の機関もGEFプロジェクトの管理と実施を担当している。アフリカ開発銀行(www.afdb.org)、アジア開発銀行(www.adb.org)、 欧州復興開発銀行(www.ebrd.org)、国連食糧農業機関(www.fao.org)、米州開発銀行(www.iadb.org)、国際農業開発基金(www.ifad.org)、国連工業開発機関(www.unido.org)である。