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貧困の削減出典「国連の基礎知識」

国連システムは、1997-2006年を「貧困撲滅のための国際の10年(International Decade for the Eradication of Poverty)」と宣言したとき、貧困削減の問題を国際課題のトップにおいていた。2007年12月、国連総会は2008-2017年を「貧困撲滅のための第二次国連の10年」と指定し、貧困の撲滅は世界が直面する最大のグローバルな課題であり、とくに開発途上国にとって、持続可能な開発のためのもっとも重要な条件である、と繰り返し述べた。第二次国連の10年の国連システム全体の行動計画のテーマは、「完全雇用とすべての人のためのディーセント・ワーク」である。

MDGsに関する2010年の国連サミットにおいて、世界の指導者は、1日1ドル未満で生活する人々の数を半減にすることなど、2015年までに目標を達成し、また、貧困と疾病に関する目標も達成するとのコミットメントを改めて表明した。この活動の中心となる機関が国連開発計画(United Nations Development Programme: UNDP)である。貧困の撲滅はその主要な優先分野である。UNDPは、貧困の原因となる広範な要因に対処できるように政府や市民社会組織の能力を強化することに努めている。たとえば、食糧安全保障を強化すること、雇用の機会を創出すること、人々が土地や融資、技術、訓練、市場にアクセスできるようにすること、住居や基本サービスの提供を改善すること、そして人々が自分たちの生活を形成する政治に参加できるようにすること、などである。 UNDPの貧困撲滅活動の基本的な動機は、貧しい人々の地位を向上させることである。